ジャパンカップ〜バンクリーグまで、宇都宮の熱い4日間が終わり、町は静けさを取り戻しています。
ロードレースが終わってから昨日までは、ブログ更新のタイミングを見つけられず、今日まとめて更新です。
昨年は集団をコントロールして展開した我々だが、今年は過去一番と言っていいほどタレント揃いのハイレベルのレース。
同じ様には行かないことは容易に想像できた。
だからといって何もせずレースをするか?
増田さんは、我々宇都宮ブリッツェンが、地元チームとして、この先の日本のチームを引っ張っていく姿勢を見せるべきだとレース前夜のミーティングで話した。
僕自身、昨年と同じような走りが今年の海外選手相手に通用する自信は無かったが、弱気にならず挑もうと皆で話してレースを迎えた。
今年のJCはこのコース史上最も早いペースで展開した様だった。
走っていてメーターのタイムを見る余裕も無かった僕は、そのことを後に知る事になった。
確かに最初の2周はかなりキツかった。
1回目の上りと下りで集団が大きく割れて、一時は前にはブリッツェンが僕1人しかいない状態になったりもして、この先の不安を覚えたり。
次の周にはプロツアーチームを含む強力な逃げが決まり、メインはプロツアーチームが蓋をしてペースダウン。
ここで支配されてはプロツアーの思うがままにされてしまう。
すかさずこのタイミングで我々は全員で集団先頭へと出てゆき、コントロールする姿勢を見せた。
ミーティング通り、序盤のコントロールは僕と堀さんで担当した。
僕らが前に出ると、いくつかの国内チームもそれに便乗してコントロールを開始。
前のメンバーが強力だった為、最初からかなりのハイペースでコントロールする事となった。
その為に、便乗してきたチームも長続きする人は少なく、かなり苦戦を強いられた。
前との差はほぼ一定を保っていたが、僕はどんどんキツくなる。
半分を過ぎると上りで遅れかけては下りと平坦で追いついてまた引く…
という状態が続いた。
上りで遅れても集団復帰できたのは、沿道からの応援の力だと思う。
あの応援が無ければ、僕はもっと早くにレースを降りていただろう。
そしてとうとうラスト4周の上りで力尽き、そのまま集団から遅れてしまった。
それからグルペットで周回を重ねたが、ラスト2周を残してレースを降りました。
その頃には海外チームも前に出てきて戦闘態勢となり、国内チームによるコントロールも崩壊した。
ここからはエース選手の戦いとなり、ブリッツェンは増田さんと篤志を残した。
結果は増田さんの14位と篤志の21位。
ポイント圏内に入れましたが、悔しい結果となりました。
大きな力の差を痛感しました。
あまり良い走りができなかったかなと気を落としていると、増田さんが僕の走りを褒めてくれて、少しは救われた気持ちでした。
しかしこの舞台で勝つにはもっと力が必要なのは分かりきったことです。
レースを作る事はできるようになったなら、次は勝つ走りをできるようにならなければなりません。
この先も挑戦し続けます。
この日は毎年恒例のアフターパーティーに出席。
ソルファ様に作って頂いたお揃いのスーツ姿で登場。
公式より
スーツ姿を褒めてくださる方が沢山いて嬉しかったです♪
束の間のリラックスタイム。
ファンの方々や他チームの選手達との交流を楽しみました。
そして今年は怒涛の連日レース。
翌日月曜日の夕方には、イベントレースではありますが、バンクリーグが開催されました。
公式より
今年は全4戦開催されたバンクリーグですが、今回の宇都宮ラウンドが最後。
年間成績が決定するレースでした。
今大会では、僕が初めて選手宣誓をさせて頂きました。
尾崎豊のライブ風にキメたつもりでしたが…
どうでしたかね…笑
レースは一勝一敗の予選敗退。
BSのフレッシュなトラックマンを相手に、脚パンの僕らになす術なく……
頑張ってはみましたが勝てませんでした。
しかしナイターの競輪場で開催されるレースというのは、一風変わっていて面白いです。
宇都宮ラウンドでは沢山の方にお越しいただき、全4戦の中で最も盛り上がっているように思えました。
これにてジャパンカップからバンクリーグまでの熱い4日間が終了。
連日、沢山の応援をありがとうございました。
様々な意味でジャパンカップは国内で走るレースの中で最も価値のあるレースだと思います。
応援の力をより一層強く感じることのできたレースでした。
今年も僕自身は良いところがありませんでしたが、これからも挑戦し続けていきます。
さて。
残る公式レースはあと1戦、ツールド沖縄を残すのみとなりました。
これから3週間は増田塾の集中講座だ…!
今日は一日身体を休ませて、ゆっくり過ごしました。
これからラストの沖縄に向けて頑張っていきます!
それまでにもいくつかのイベントレースもありますので、ぜひ観戦に来てくださいね!
それではまた。