僕は広島でのレースで相当疲労していたようだ。
昨日なんてアニメを見る気力すら起きなかったのだから。
今日はかろうじて練習に出かけたが、疲労感はまだ抜けきっていない感触だった。
そんな今日の夕飯は何にしようか。
そう考えていると、使い残しのジャガイモが目にとまる。
あ…アレ食べたいな。
アレ。
そう、それはフランスのレストランでは必ずと言っていいほど定番のメニュー。
ブュッフェのレストランでは必ず大量に置かれているアレである。
フランチだったかフレンチだったか…そんな名前のレストランによく行った。
昔の写真を漁って見つけた。
写真左上のものだ。
日本でいう、マッシュポテトのようなものなのだが少し違う。
フレンチマッシュポテトとでも言ったところか。
調べたらアリゴという郷土料理らしい。
検索して見つけたレシピをもとに作ってみた。
おぉ!あの食感!あの味だ!
そしてメインは作り置きしたトマトソースをベースにチキンのトマトソース煮込みにすることにしました。
出来上がったものを、フランスでの食事を思い出しながらお皿に盛り付けて…
ジャズピアノを流して…
ボナペティ〜
そうそう、このトマトソースと絡めながらアリゴを食べるんだよ〜!
で、トマトソースをたっぷりかけたチキンの上に更にアリゴを乗せて口に運ぶ。
ん〜コレコレ!!
このアリゴとやらはどんなソースとも相性がいい。
写真ではちょっとケチくさい量で盛ってしまったが、フランスではアリゴを大量に盛って、ラタトゥイユや、お肉にかかっていたソースのあまりを絡めながら食べたものだ。
それがまた美味いんだわ。
いや〜懐かしいなぁ〜
シンプルで美味しいフランス料理を食べると、アンダー時代の欧州遠征が思い出されます。
そしてたくさんトマトを頂いたのをキッカケに料理を楽しんでいると、いつのまにかスパイスの風味の魅力にハマっていました。
引っ越してすぐに買ってから、ずっと使わずにいたスパイス用の小瓶がここに来て活躍しています。
疲れた身体には良い食事、ですね。
それではまた。