僕の嫌いな群馬CSCでのレースが無事終了。
結果は…
篤志優勝!
外国人選手不在とはいえ、JPT1勝目をここで挙げることができました。
(僅差でのゴールだった為、判定を待ってからチームメイトと共に勝利を喜ぶ様子。)
どんな形であっても勝ちは嬉しい。
プラン通りの展開にはならず、前半は退屈なレースをしてしまったが、これはみんなで"勝ち"を重視した結果であり、ここで勝つことには今後のシーズンにも大きく影響するので、その為に退屈な25周を堪えて勝負したまでです。
当初のプランは全く違うものでしたが、レースは何が起こるか分からない。
プラン通りにいかないことの方が多い。
そんな中、チームメイトとコミュニケーションを取りながら最善を選んだレースでした。
退屈なペースで展開したレースも、ラスト5周は大きく動きました。
それまでの前半はアベタカさんが集団コントロールを担当し、その後ろで光さんと堀さんでポジショニング。
今回の勝負を任された残る4人はその後ろで"その時"を待っていた。
今までの僕なら、その終盤勝負組の4人に名を連ねていなかったが、最近はロードレースシーンで活躍できる場面も増えてきた為(当社比)勝負所を任される機会も増えてきたように感じる。
そして終盤の約5周。
逃げが吸収されてからはアタック合戦が繰り返され、徐々に集団も人数を減らしていったようだった。
譲さんを筆頭にプランの指示が出ていたが、結局その通りにはならず、最終盤でプランを変更して勝負することに。
僕はアシスト担当だ。
アタックのチェックなどをしつつ集団をまとめる動きに徹し、そんなことをしながら迎えた最終ラップの上りを先頭付近で2人を引きながら上り、飛び出していた選手を追いかけようとしていると、ブリヂストンの超特急が突如現れ、僕1人の力では合わせきれなかった。
龍さんをそのトレインの番手につけて、その後ろに篤志がいることを確認して僕はお役御免。
ついていくことだけはなんとかできたので、2人の背中を見守りながらゴールへ。
誰も手を上げなかった。
最後勝負に出た篤志も自信がなさげな様子。
でもしばらくして判定結果が出ると、皆んなで喜んだのだ。
こんな山奥まで観に来て下さった方々には退屈なレースをしてしまって申し訳ない気持ちだったが、最高の結果だけはお見せすることができました。
今日の会場で、どのチームよりも圧倒的に多いサポーターの皆様と。
たしかに今日のコース上は赤が多かった!
僕の名前も沢山聞こえた。
走っている選手にとってそれがどれほど嬉しいことか。
それを否定してるとまでは言わないが、わざわざここまで足を運んで観に来てくれているファンの方々と、我々選手との間に柵をしてしまった運営には納得いかない点がある。
自転車ロードレースの魅力は選手とファンとの距離の近さだ。
去年までのやり方でだって、観に来てくれている方々は最低限、スタート前の選手には気を使って距離を取ってくれていたし、そんな中でも応援の声をかけてくれることが嬉しかった選手だっていたはずだ。
もちろん、静かに集中したい選手だっているけれど、それは選手を見ていれば分かることだ。
今年のJプロツアーがしてしまった柵。
これはメジャースポーツ並みの集客ができてからでも良いと思うのは僕だけではないはずだ。
これでは観に来てくれる人を減らすことになりかねない。
色々な考え方や思惑はあるのだろうけれど、ならば僕は、できる限りでその柵を乗り越え、来てくれているファンの方々との交流を大切にしたいと思います。
今後とも応援よろしくお願い致します!
それではまた。