いよいよ迎えた4度目の南信州ステージ。
過去に3度出場した内、完走したのは初出場した年のたった1回。
そう、僕にとってはここが鬼門なのだ…
今朝は気持ちよく晴れた。
やっぱり脚の筋肉はズキズキ痛む。
怯えず、自信を持って挑もうと決めていたが、やはり怖い。
でもチームメイトの先輩達から励まされ、少しは落ち着いてスタートラインに並べた気がする。
レースが始まると、早々にリーダーチームが集団の先頭を陣取ってコントロールする素振りを見せた。
相変わらずヘビーな上りだ…
アタック合戦は下る頃には落ち着き、篤志を含む3人の逃げができた。
そこからは逃げを追うチームが集団をコントロール。
今回もすかさずコントロールチームの真後ろに陣取った我々は、増田さんを守りながら周回を重ねた。
コントロールチームのペースはなかなかいいペースで、上りもなかなか速い。
余裕そうに隣で上る増田さんを横目に、僕は絶えずヒーヒー言いながら上ったものだ。
ふと、近くで同じくらい息を荒げている選手がいると思ったらアベタカさんだった。
上りの厳しいこの南信州ステージで、上れない系選手である僕が出来ることと言ったら、これっぽっちしか無い。
だから最低限、出来る限り増田さんの近くで走り、何かあったときにすぐさま対応できる準備をしておく必要があった。
終盤に差し掛かる頃、マンセボ選手のアタックで平穏は終わりを迎える。
コントロールチームは崩れ、有力どころが動き始めた。
僕はなんとか耐えてついて行き、集団に残った譲さんと共に増田さんの近くで走る。
いよいよラスト2周。
集団前方でポジションをキープしながら上りへ差し掛かる。
いよいよ有力選手たちが動き出す。
僕は増田さんを引き連れて上りの中腹まで上ってきたが、そこへきて脚が売り切れ。
ズルズル後退。
グルペットへ。
前に残ったのは増田さんと逃げ続けた篤志。
力及ばず、僕のアシストはここで終わった。
幸いにもいいペースで走るグルペットに合流できたので、その後もガクっとペースを狂わすことなく残り周回を終えゴールへ。
ゴールに辿り着いて、気づいたら小さくガッツポーズをしていた。
3年ぶりのゴールは、達成感と安心感を得られた。
ここからのステージはどれも3年ぶり。
明日は富士山ステージ。
僕は耐えて上りきるだけ。
がんばるぞい。
今日も沢山の応援ありがとうございました!
それではまた。