昨日の増田さんの優勝はカッコ良すぎた。
これこそ絶対的エース。
この日、このレースに出ていた誰よりも早くオフシーズンに突入した増田さん。
他チームからの集中マークを受けながらもこの勝ち方ができる人はそういないだろう…
昨日は3時45分に起き、4時に朝食?を食べ始めた。
前夜は21時頃には眠りにつく努力をしたおかげで目覚めは良かった。
当然、まだ「朝」は来ていない。
外が暗い中、レースの身支度を整えていく。
この沖縄特有の雰囲気が好きだったりもする。
デビュー以来毎年出続けているレースもこれで7回目。
そろそろこのタイムスケジュールにも慣れてきた。気がする。
6時45分
辺りが明るくなってきた頃にスタート。
本部半島に入ると、ポツリポツリと逃げが飛び出す。
我々は展開上行かせたくない逃げは徹底してマークしていく。
そんな中、2名の逃げが先行し、後からブリッジした1人が合流し、一度目の普久川ダムの上りに差し掛かる頃には3人の逃げとなる。
最大14分ほど開いたタイム差だが、逃げに行っていない国内チームがそれぞれ選手を出し、その差をジワジワと詰めていく。
堀さんがコントロールに加わり、あとの4人は集団前方で後半の展開に備える。
2回目の普久川ダムの上りでは結局ペースは上がらず、集団もまだ大きい状態で上り終える。
そして後半の70kmのアップダウン区間に突入すると、集団はアタック合戦に。
増田さんとの真っ向勝負を避けたいチームの動きが活発化し始めた。
僕らは増田さんの入っていない飛び出しは必ず潰すように動き、再び落ち着いてコントロールが始まると、いよいよ逃げで先行していた選手たちが1人、また1人と吸収されてゆく。
終盤、いよいよ集団は1つになる。
羽地の上りを除くと、このアップダウン区間での上りはここが最後…
というところでアタックがかかる。
ここには増田さんもすかさず反応。
一時は4名の飛び出しだったが1人は遅れ、内間さん、入部さん、増田さんの三つ巴バトルの展開に。
僕らのいたメイン集団は、出遅れた台湾チームなどが必死で前を追うが、パイロンで規制された狭い道で思うように前との差を詰められず。
いよいよ羽地の上りが見えてくると、3人の逃げとの差も迫ってきて、前に見えるくらいになった。
しかし完全に追いつくことなく上りへ突入。
上を見ると増田さんが先頭で駆け上がっていく後ろ姿が見えた。
有言実行
ここで決めると言って本当に決めてみせた。
そうだな…
本当にこれが、漫画的描写でいう、
「背中に翼が生えている」
かのようなアタックだった。
そこから増田さんの独走劇の始まり。
もう誰も追いつけない。
シーズン最後のレースで素晴らしい勝利を挙げたのだった。
本当なら増田さんの次にゴールする予定だった僕は集団ゴール。
最後にスプリントする脚はもうありませんでした。
しかし、ゴールして増田さんの勝利を知らされると安堵と喜びが込み上げてきた。
レース後にチームメイトと笑顔で喜びを分かち合えるのは嬉しいことだ。
個人的には悔しさを感じる部分もあったが、チームとしては大成功。
ここまで増田塾を頑張った努力が報われたわけだ。
長いシーズンを走り抜き、最後まで頑張った甲斐があった!
今シーズンは多分、スケジュール上のレースは皆勤賞だった自分をちょっとだけ褒めてあげたい。
遠く沖縄まで応援に駆けつけて下さった皆様、中継で応援して下さった皆様、ありがとうございました!
そして今シーズンも沢山の応援ありがとうございました!!
無事に2019シーズンを終えることができました。
僕を支えてくれる全ての人に感謝しています。
ありがとうございました!
さて。
来シーズンの準備に入る前に、少しの間オフシーズンを満喫させて頂きます。
そんなオフシーズンの幕開けを飾る今日は、昨年同様チームと行動を別にして沖縄を1人旅。
今日のことはまた後日まとめてブログ更新しますのでお楽しみに。
それではまた。