東日本ロードクラシックDay2
60kmのショートステージ。
本来なら今日は僕の出番では無かったのですが、今日のチームプランで必要だと監督に言われ、出走することになりました。
結果から言うと「最高」の一言に尽きます。
龍さんを先頭にワン・ツー・スリーフィニッシュ!
こんなに気持ちのいい勝ち方があるだろうか。
今日のレースは龍さんと陣さんのダブルエース体制で挑みました。
僕はアベタカさんと共に最終発射台を担う重要なポジションを任されました。
レースはショートステージということもあり、序盤からハイスピードで展開。
エース以外の選手で逃げのチェックをしながら、危なくない展開でレースを進めます。
中盤以降は主導権を握るべく全員でまとまって走り、それぞれのコンディションなどを確かめ合い、最終局面に備えます。
当初のプランでは、ラストの心臓破りの坂から僕か西村さんが引き、バックストレートでアベタカさんへ繋ぎ、陣さんと龍さんをホームストレートで発射するという形でした。
しかし、アベタカさんを含め、今日が久々のレースだった選手もいたため、多少のコンディションのバラつきがありました。
中盤にはチームメイト同士でその相互確認が行われ、最後の番手の変更が決まっていました。
陣さんと龍さんと僕以外のメンバーで逃げの吸収から集団コントロールを担い、他の攻撃を許さないまま最後の上りへ。
最後の上り区間の時点で並びは
増田さん→西村さん→僕→龍さん→陣さん
綺麗に枚数を残してバックストレートへ。
増田さんの驚異的なペースメイクからの加速で西村さんに繋ぎ、最後のストレート手前で龍さんの指示で僕が最終加速。
あとはそのままゴールまで。
ゴール前、視界に2人の姿が見えた時点で僕は勝利を確信した。
誰よりも早く手をあげたのは僕。笑
更に3位に食い込むというオマケ付きだ。
チームメイトと共に成し遂げた最高の瞬間だった。
今日の表彰台は宇都宮ブリッツェンが独占。
そして副産物として、僕は人生初のプロリーダージャージを獲得した。
おいおいまてまて。
大嫌いな群馬CSCで出来過ぎじゃあないか。
実は僕、ここが好き…?
いや、それは無い。
昨日の疲れもあり、正直自信が無かったのだが、増田さんをはじめ、チームメイト達の熱い走りを見ていたら弱音は言ってられないと腹をくくりました。
ちゃんと役目をこなしてチームメイトの勝利に繋げられてとても嬉しい。
実は僕、自分の勝利よりも、自分の働きによってチームメイトが得た勝利の方が嬉しかったりする。
このチームプレーの素晴らしさこそ、ロードレースを好きになったきっかけの一つでもあるのだ。
とにかく今日は良い一日だった。
脚はガクガクブルブルだけれど、リーダージャージを着るものとして明日も堂々と走りたい。
今日の勝利に乾杯。
それではまた。