オノデライダー戦記

ヴィクトワール広島所属プロロードレーサー小野寺玲のブログ。いつまでも自分らしく輝きたい僕の日常や活動を発信していきます。

やはり、オノデライダーはこのコースが嫌いである。

 

 

1ヶ月経つと気候は変わるものですね。

 

先月に僕を熱中症で苦しめた広島も、すっかり涼しくなりました。

 

 

 

度重なるレースの中止もあり、約1ヶ月ぶりとなるJプロツアー。

 

またしても広島中央森林公園です。もういや…

 

f:id:onoderider:20200926205954j:image

 

風は強めに吹いていたがよく晴れていて、普通にしていれば気持ちの良い天気。

 

あれ…自分、総合リーダーだったっけ?

と、1ヶ月ぶりの感覚の訛りもあったが、今日も最前列スタートしました。

 

 

 

レースは一周目に1人の逃げを容認し、落ち着いたペースで展開した。

 

シーズン疲れか知らないが、最近不調気味だった僕にはありがたい。

 

f:id:onoderider:20200926213059j:image

 

1人逃げを捕まえると、また数名の逃げができる。

 

チームからはメンバーを出さず、集団のコントロールを選んだ。

 

f:id:onoderider:20200926211028j:image

 

f:id:onoderider:20200926211034j:image

毎度毎度、上りがしんどくてね…

 

 

 

 

正直、疲れもあり、もうこの辺からまともに展開を振り返れそうに無いので、詳細はチームのレポートを見て頂きたい。

すみません。

 

 

 

そして、とにかく長い12周回を少しずつ消化して行き、レースが激化したのは今大会から参戦したマトリックスマンセボ選手の動きから。

 

上り区間でペースをガツンとあげ、集団をふるいにかけました。

 

初手ではなんとか食らいつけた僕だが、結構キツイ。

 

そのまま、キナンのトマ選手ら外国籍選手達が度々アタックをしかけ、その度に集団は割れ、人数を減らしていきます。

 

僕も動ける限りで危険な動きをチェックして引いたりと、最低限の役割は果たしたと思う。

 

 

 

ラスト2?周くらいになると数十人の集団と、増田さんとキンテロの2人逃げといった形へ。

 

f:id:onoderider:20200926213123j:image

 

集団にはアベタカさん、西村さん、僕が残っていたので、形としては悪くない。

 

 

しかし、僕も含めみんなかなりダメージを負っていて、アタックのチェックでやっと、といった感じ。

 

最終周の上りでバラけた際、僕は後方に取り残されてしまいました。

 

 

f:id:onoderider:20200926213139j:image

 

最後は遅れた3人くらいで一応着争いをした。

僕は早くゴールしたい一心でもがいた。

 

 

 

 

結果は増田さんが2位となり、勝てはしませんでしたが悪くない展開を作れたのは上出来かなと思えた。

ただ、僕の走りのキレの無さにはガッカリだ。

 

 

 

今日の結果から、リーダージャージは増田さんに渡り、僕にしては異例なくらい着続けたプロリーダージャージと別れを告げました。

 

 

とはいえ総合で見たらまだTOP10には入れているでしょうし、前列スタート特権はキープしているはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日は同じコースで今日の半分の距離でのレース。

 

正直このパターンの意味が分からない。つまらない。

 

 

同じコースで周回数変えるだけ。

今の状況と日本の事情を考えたら仕方ないと言わざるを得ないが、なんとかならないものか。

 

 

というか、やはりこんな何もないコースでレースしたくない。

 

街中で、繁華街で、レースがしたい。

 

日本でもクローズドコースに頼らなくてもいいレース環境が整うことを願います。

 

 

 

 

結論を言おう。

 

やはり、オノデライダーはこのコースが嫌いである。

 

 

 

 

 

それではまた。