オノデライダー戦記

ヴィクトワール広島所属プロロードレーサー小野寺玲のブログ。いつまでも自分らしく輝きたい僕の日常や活動を発信していきます。

BZ-RのRは僕の努力のアールだ!!

 

 

とまぁ、どっかで聞いたことあるようなセリフを文字ったタイトルですが。

 

 

 

 

僕が乗るカローラレビンのグレードは最上位グレードのBZ-Rなのですが、買った時からリアトランクのステッカーは全て剥がされており、LEVINの文字とBZ-Rの文字が無かったのです。

 

トヨタ共販に出向き、純正ステッカーの在庫を調べてもらうと…

 

在庫無し&生産停止

 

 

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しかし諦めきれない僕はあちこち調べ、ついに廃盤ステッカーの製作をしてくれるステッカー屋さんに行き着いた。

 

担当者さんとメールで、あぁでもない…こうでもない…とやり取りをさせて頂き、大枚をはたき、遂に手に入れました!

ワンオフってこんなにお高いのね…

 

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しかし、このステッカーには一つ難があり、クリアベースのステッカーにしようとすると、どうしても赤いRの部分の裏打ちができないそうなのです。

 

そのため、赤の部分だけクリアレッドのような仕上がりになっており、黒いボディに貼るとRの文字だけ暗くなってしまうとのこと。

 

しかし他に手は無かったので、自分でカッティングステッカーで裏打ちすることを決意。

 

 

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実家から久々にカッティングプロッタを持ち帰り、裏打ちデータを作成。

 

何度も出力して、ステッカーとチリを合わせながら微調整して、ようやくステッカーの裏にカッティングステッカーを貼り付けた。

カッティングステッカー分の厚みが出ることを考慮して余白部分を多めにして作ってもらいました。

 

 

 

デン!

 

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黒ボディにしっかりと赤いRの文字!!

 

くぅ〜!!

 

 

 

Rって、なんとなくスポーツ感を感じると言いますか、GT-RとかTYPE Rとか、色々あるじゃあないですか、最後にRってつくやつ。

 

せっかく、今乗ってる車のグレードがBZ-Rで最後にRを冠するグレードなのだから、アピールしたいじゃないですか。

 

 

 

いやぁ、完全に自己満足ですねぇ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて

僕が乗るのは、20バルブ4AG、スーパーストラットサスペンション、6速MTの装備が特徴のBZ-Rですが、これらの装備の中でもスーパーストラットサスペンションは難癖ある代物。

 

これは当時のトヨタ渾身の新機構のサスペンションで、サスペンションのストロークに対してキャンバー角の変化量を抑制する機構なのです。

なので、ブレーキやコーナリングでサスがストロークしても、タイヤの接地面の変化が少なくなるので、安定した走行が可能になるというもの。(確かこんな感じだったはず)

 

ストラット式の弱点を克服する一方で、この特殊な機構故にストローク量が少なかったり、パーツ点数が多くて重かったりもする。なにより整備性が劣悪。

 

なのでいざ弄り出そうとすると、手頃な車高調は無いわ、修理代高いわ、すぐガタでるわ…と、廃盤になった今では厄介な要素が沢山あるのだ。

 

 

 

 

 

そこで、ごく一部の人が行なっている、ノーマルストラット化を実行することを決意しました。足周りリフレッシュも兼ねて。

 

同じ車でも他のグレードにはマクファーソンストラット式(一般的なストラットサス)が搭載されており、それらの足周りの部品を移植することで、ノーマルストラット化が可能になるのです。

 

そうすれば、パーツ点数も減って整備性も向上するし、なにより車高調が取り付けられるようになり、セッティングの幅が広がります。

 

 

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部品取り車として出品されていた車体から足周り一式だけを譲って頂き、既に車高調以外の必要なアイテムはほぼ揃っています。

 

車高調が買えるタイミングに備え、そろそろ準備を本格化しようと、オフの今日はパーツの点検と洗浄をしました。

 

やはり年代物の中古品ですので、ハブベアリングやブッシュ類は傷んでいました。

 

なのでまずはブッシュやベアリングの交換から始めようと思います。

 

ブッシュに関してはアームのASSYでしか無いかと諦めかけていましたが、偶然にもブッシュ単体で販売しているのを発見し、即注文しました。

 

ハブ周りは…まぁなんとかなるでしょう。

 

あとはこの厄介な作業を引き受けて下さるショップに依頼するだけです。

 

 

その他、ブレーキやタイロッドなどもサイズや形状が異なるため、移植するには何かしら加工や流用などが必要そうなのですが、これらに関してはとにかく情報が少なく、やってみるしか無い!という状態です…

 

この先も試行錯誤が繰り返させることでしょう。

 

 

 

車高調が手に入ったら、タイミングを見て作戦開始です!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はちょっとマニアックな内容になってしまいましたが、こうして色々と楽しみながら車を仕上げているのです♪

まだ非公開だけどバイクもね。

 

 

とてもとてもお金も手間もかかる趣味ですが、これもまた幸せなのですよ。

 

 

 

これからの進化に乞うご期待!

 

 

 

それではまた。