2年ぶりの全日本選手権1日目。
初日の今日は個人タイムトライアル。
昨年提供してもらって以来TTのレースが無く、今日のレースがMERIDA「TIME WARP TT」のデビュー戦だった。
コースは広島中央森林公園周回コースの逆周り。
何を思ってこんなコースでITTをすることにしたのだろうか。
このコースは逆周回用に作られているコースではない為、前日の公式練習日しか試走できませんでしたが、それなりにコースを覚えて今日に挑みました。
テクニカルな下り区間も含み、上りもそこそこ勾配のあるものが度々やってくるコース。
登坂力もテクニックも必要と言える。
今回おそらくだが、僕自身過去一番走れている状態で挑むレースだったので、少しは自分の走りに期待していた。
だったのだが、その期待はスタートして半周もしないうちに打ち砕かれた。
コロナ対策の為、スタートはセルフスタート。
カウントも号砲も無いのには驚き。
今回はコースのせいで伴走車が入れず、更には通常なら過去順位の降順でスタートするものだが、今回は昇順。
つまりは速い人からスタートする。
その為、前回落車で終わった僕は順位が後ろだった為、2ヒート目のラストの方でスタートしました。
先にスタートしている増田塾長のタイムや他チームの選手とのタイム差が、チーム独自に配置した計測地点で知らされるようになっていた。
最初の計測地点は塾長から3秒遅れで通過したと知らされた。
悪くない入りだと思ったが、無性に苦しかった。
そこから下り区間を経ても呼吸が落ち着かず、次の上りから徐々にペースを保てなくなっていた。
おまけに不運にもメーターがパワーデータを拾ってくれず、自分がどれくらいで走っているか分からなくなっていた。
ただ、計測地点を通過する度、どんどん遅くなっていることだけは把握できた。
だからといってペースが上げられるわけでもなく。
いつしか無線の声すら聞き取れなくなっていた。
最終ラップには2分後方の大喜にパスされ、自分がどれほどチンタラ走っていたかを痛感することになる。
もはやリザルトすら見ていないから自分のタイムも順位も知らないが、情けないTTをしたことだけは確かだ。
全力出し切るTTのはずなのに、身体がそこまで疲労していない。
ただ息が苦しいだけ。
むしろ試走の時の方が疲れた気がする。
つまり、出し切ることの出来なかった、過去最悪のレースだった。
そんな僕とは違い、増田塾長は圧倒的な強さで勝っている。凄い!
塾長トレーニングで因子継承してほしい…
今回のレースで自信を失いました。
でも、明後日のロードも走ります。
それではまた。