オノデライダー戦記

ヴィクトワール広島所属プロロードレーサー小野寺玲のブログ。いつまでも自分らしく輝きたい僕の日常や活動を発信していきます。

オフまであと45km

 

 

今日は大田原ロードレースでした。

 

 

 

地元栃木県開催が続く中、シリーズ最後のロードレースでした。

 

湯津上支所周辺を使った一周7.4kmの周回コースを15周回する116kmのレース。

 

多少のアップダウンはあるが、長くキツい上りは無く、ハイスピードなレースが予想された。

 

 

 

 

先週のレースでの落車の傷が完全に治らずにこの日を迎えましたが、この1週間でできる限りで修正をして挑みました。

 

怪我で折れかけていた僕ですが、オフまであと160kmだぞ!と自分に言い聞かせて、何とかモチベーションを保てるよう努力もしてきました。

 

 

 

 

 

 

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先週はJCL初のDNF(未完走)となった僕ですが、ブルージャージに変動は無く、今日も先頭スタートです。

 

スタート・フィニッシュ地点には沢山のファンが駆けつけており、久々に賑やかなレースの幕開けとなりました。

 

 

 

レースがスタートすると、早い段階で逃げが形成される。

総合リーダー含む7名の逃げで、かなり有力な逃げとなった。

 

ここに乗れなかった我々は、集団コントロールを開始。

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差は1分と数秒まで開く。

 

逃げていないチームと協調し、前との差を少しずつ詰めていく。

 

 

 

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今回も増田さんと僕が軸になるプランだったので、僕らは集団前方で次の動きに備えました。

 

 

 

しかし、前を追うローテーションメンバーもなかなか足並みが揃わず、ペースも上がりきらないことから、いつの間にかレースは終盤を迎える距離まで来ていた。

 

 

ここで痺れを切らしたキナンが攻撃を仕掛けてきた。

上り区間でメンバーまとまってアタック。

 

 

これにより逃げとの差は一気に詰まる。

 

同時に集団の人数も少し絞られた。

 

 

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逃げも捕まり、いよいよ最後の力比べの時間。

 

ブリッツェンでメイン集団に残ったのは僕と増田さんの2人。

 

枚数は心許ないが、増田さんが「俺がアタックを全部潰すから玲はスプリントに集中して」と言ってくれたので、僕は周りのメンバーを見ながらスプリント態勢を整える事にした。

 

 

が、しかし、どうも周りを見過ぎたのか、スプリントで脅威になり得るメンバーを睨んでいたら、増田さんが反応したアタックがそのまま逃げになってしまい、スプリント勝負するであろう他チームの選手と僕は後方に取り残される展開になってしまう。

 

 

そのままお互いに警戒していたところ、逃げとの差は決定的なものとなり、僕らは後方でゴールを目指すだけとなった。

 

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今日こそ僕がロードレースでの勝利を狙うとしたら可能性が高かったコースだけに、もったいないことをしてしまった。

 

これもまたレースの難しい側面ですね。

 

 

 

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ゴール後、増田さんとレースを振り返る。

 

プラン通りに走れるレースなんてほとんど無いので、こうしてレースの度に色々振り返りながら反省することで、今後の糧にしていく。

 

 

 

 

 

 

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今日は何も得点は無かったが、ジャージはキープした。

帽子のズレはその日の疲れを物語るとかなんとか。

 

 

 

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レース後のファンの皆さんとの記念写真は久々だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

明日はいよいよJCL最終戦

そろそろ終わりにしないと冬になってしまうからね。

 

 

舞台は那須塩原駅前。

 

ここでは以前からレースが行われているが、今回もまた少しレイアウトを変えたコースとなっています。

 

華やかなフィナーレに相応しいレースにできるよう、最後の45kmを走り切りたいと思います。

 

 

ここにきてようやく無制限有観客のレースです。

ぜひ皆さんの応援で会場を沸かせて下さい!

 

 

 

 

それではまた。