いよいよ開幕したTOJ。
初日からいきなり、過酷な山岳コースとして名高い信州飯田ステージ。
コースは全長12.2km
これを約10周回する119.6kmのレース。
見ての通り、このコースに平坦はほとんど無い。
コース序盤の2kmの上りが最大の難所。(上れない選手にとって)
このコースプロフィールを見る度に嫌な思い出が蘇る…
スタート前、ステージに立つと、一気に緊張感が増してくる。
今回はコース外パレード区間が無くなり、スタート&ゴール地点が変更されました。
1回目の上りはパレード区間なので、先導車がペースコントロール。
1kmほど上ったところからリアルスタート。
すぐに下り区間ということもあり、大きな動きが無いまま2周目へ。
この2回目の上りが今日一番印象に残っている…
マトリックスのマリノ選手を先頭に上りに入り、僕はその後ろ3番手くらいで走っていた。
すると、涼しそうな顔したマリノ選手が全然涼しく無いペースで上り始め、2周目にして死ぬかと思った。
じわじわと遅れながらも何とか番手を大きく落とすこと無く上りきれたが、これが毎周回あるのかと想像するだけでゾッとした。
2周目ほど極端なペースで上ることはしばらく無かったが、上りは毎回キツイ。
それでも、増田さんと宮崎くんを見失わない場所でクリアしていく。
何度も襲い掛かる上り坂に心が折れそうになったが(過去のレースではすぐ折れていた)、今回はスタート直後からファイヤーボンバーの突撃ラブハートが無限リピートしていたので何だか頑張れた。
途中一曲だけリンミンメイの0-GLOVEを挟みましたが。
詳しいレース展開などは他のレポートを見てほしい。
疲れているので詳細は割愛させていただきます…
今日のレースで、僕は周回板を見つける事が出来ず、最後の鐘が鳴るまで残り周回数を知らずに走っていた。
なので、どのタイミングかは覚えていないが、後半になるまでは上りで完全に遅れることは無かった。
何度か上りで遅れて下りで追い付く場面もあったが、最終周に入る前にも下り区間で一度先頭集団まで復帰している。
そこで鐘を聞き、意外にも前の位置でレースできていた事に気づいた。
流石に最終周の上りのペースについていくことこそ出来なかったが、前方のグルペットでゴールへ向かう事に。
まだ10〜20位くらいのポジションということもあり、完走確実のグルペットだから脚を止める…というわけでは無いようで、そこそこのペースでラスト1kmを切った。
最後、ヴィクトワールのライアンガバナ選手が先行する動きを見せたのでそれに反応。
僕の位置はチーム内で3番手のポジションで、チーム総合順位に影響してくる為、念のために少しでも若い着順でゴールしておこうという思考が瞬時に働き、自分のいたグループの頭を取っておいた。
この時の自分はこれが何位なのか知らなかったが、後にリザルトを見たら11位だった。
え…この僕が飯田で11位?
パッと見、大したこと無い順位で何を言ってるんだと思われるかも知れないが、僕自身かなり驚いたのだ。
チームとしては増田さんの3位が最高位。
右京の2人はかなり強かったが、ここに3位で入る増田さんも流石である。
最後まで増田さんの近くで懸命に走ってくれた宮崎くんは新人賞と山岳賞を獲得!
2人のために何か出来たか?と問われれば特に何も出来なかった。
せいぜい下りや上り手前のポジションキープくらい。
それでもここまでの戦果をあげてくれた2人には感謝しています。
現地での応援、モニタ越しでの応援、ありがとうございました!
オノデライダーは無事に乗り越えましたよ!!
無事に飯田を走り切り、長い陸路移動を経て、富士山の麓の町にやってきました。
今日のホテルのロビーからは富士山が一望できました。
あー明日はあれ上るんかー
明日も気合い入れて頑張らないと。
それではまた。