今日は珍しく特筆するイベントが起こらなかった日だ。
強いて言うのであれば、雨が痛かった。
クイーンステージ富士山を終えた今日はスピードコースの相模原ステージ。
13.8kmの周回コースで、湖畔の緩いアップダウンとハイスピードの下りを経て、緩やかに上りながらゴールに向かう。
きつく長い上りも無いことから、前半2ステージで苦しんだ選手にもチャンスがある。
それに、総合上位陣がほぼ確実になったこともあり、総合争いは起こらない事は目に見えていた。
常に陽気な宮崎くんはチームのムードメーカー。おかげでチームにはどんな時にも笑顔がある。今日はそんな宮崎くんがルームメイトだ。
僕らも総合優勝こそ逃したが、ステージ優勝を狙っていくプランに変更し、気持ち新たに挑んだ。
今朝はスタート地点では小雨が降っており、気温も低く肌寒かった。
スタート前にはマッサーにホットオイルを塗り込んでもらう。
昨日までの疲れを引きずっていたので、身体をほぐす為にも早めにローラーに乗って身体を念入りに暖めた。
パレード走行区間を終え、リアルスタートするとすぐさまアタック合戦によりペースは上がる。
踏み出しからかなりハイペースで、かなりキツかった…。
それでも決定打はなかなか決まらず、ペースが落ち着かないまま周回を重ねる事になる。
僕も逃げに乗って勝負したい気持ちもあったのだが、身体の状態が思ったよりキツく、思うように動けなかった。
周回コースでは常に雨が降っていて、中盤にかけて土砂降りとも言えるくらい降る時もあった。
ハイスピードな周回ということもあり、常に顔面ウォシュレット状態。
さらに下り区間に暗いトンネルを含む為、トンネル通過時には安全の為サングラスをおでこに上げて走った。
写真でおでこが広く写っているのはそのためだ。
久々にしっかりとした雨の中のレースだったということもあり、色々と気を使うシーンが多く、精神的にも疲労した気がします…
レース中盤になる頃、ようやく逃げが決まるとリーダーチームの右京がコントロールを開始。
この有力な逃げに宮崎くんが乗っていたのだが、メカトラで遅れてしまう。
結果的にこの逃げが逃げ切る事になったので残念だった。
それからは集団内の安全な位置でチームメイトと固まり周回をこなす。
一定ペースで走っているせいで身体はすっかり冷え切り、毎周回訪れる上り区間は脚が思うように動かずなかなかキツかった。
表情がどの写真もアレなのは寒かったからです…
大きな動きもないままゴールへ。
消化試合となってしまったが、ステージレースではこんな日もある。
今日はダウンもしないまますぐ着替え。
とにかく寒かった…。
今回の阪本カメラマンのテーマは「セクシーショット」らしく、レース後に共有される写真の中にはこういったショットも紛れ込んでいる。
さて。
今年も無事に東京に辿り着くことができた。
明日は明日で激しくなることは予想される。
やれることをやるだけだ。
最後まで頑張ろう。
それではまた。