3年ぶりに沖縄で終わったシーズン。
つまり3年ぶりにオフの沖縄旅の機会がやってきたということ!
直近だと19年に、レース翌日にレンタカー(BMW Z4)を借りて沖縄本島を美味しい物を食べながらドライブして、那覇に戻ってからは国際通りで行きつけの居酒屋に行って沖縄の料理とお酒を楽しんだりしたのが最後。
絶対に自分では買わない車に乗って、沖縄の風を感じながらドライブするのが恒例になっていた。
3年ぶりとなった今回も、ツールド沖縄が開催されると分かってからは旅のプランは立てていた。
毎回、最終戦となる沖縄では、チームでチケットを予約する際、監督が気を利かせて帰りの便を遅らせるかどうかの希望を取ってくれる。
僕はギリギリまで悩んで、今回は走り尽くした沖縄本島では無く、離島に行くことにした。
宮古島だ。
国内で沖縄本島より南に行ったことが無い僕には未知の世界。
離島は沢山あるが、何故宮古島にしたのか。
まぁ、僕のことを知る人ならすぐピンとくることでしょう。
アニメには作品それぞれにモデルになった場所が存在する。
実在する場所や地域を舞台にすることも少なく無い。
作品を愛する人が実際にその地に足を運び、物思いに耽ることを俗に聖地巡礼と言われている。
今回、タイミング良く好きな作品の最終回を見終えたタイミングで、その最終回に登場した場所が宮古島に実在することを知った。
宮古島の聖地巡礼なんて、こんな機会でも無いと行くのは難しいと考え、宮古島に飛ぶことにしたのです。
最終回に登場したのは宮古島の伊良部島にある「ブルータートル」というお店。
夕焼けに染まる海辺のこの店で千束とたきなが語らうシーンで登場する。
今回宮古島に旅をすると決めた際、僕が毎回沖縄のレース後に滞在することを知っていた雄大が、諸事情でレース後にしばらく沖縄に滞在するらしく、せっかくなら一緒に行こうと申し出があり、今回初めて2人で旅することになったのです。
レース翌日は空港までチームと行動を共にし、空港で別れた後は雄大と合流し、昼の便で宮古島へ飛んだ。
宮古島に初上陸したその日は、レンタカーを借りて気軽に行ける観光スポットへ行くことに。
何せこの日まで聖地巡礼以外はノープラン。
飛行機に乗りながら作戦会議をしたのだ。
今回借りたのは現行型のフィット。今回は車種にこだわらず予約していた。
様々な過保護な機能満載で、不気味な操縦感覚だった。
店の予約の時間までで行けそうな所…ということで海中公園へ。
修学旅行の時に沖縄本島でも似たような施設に訪れた事があったが、宮古島で久々に体験すると、これはこれで楽しかった。
ドライブと買い物をしながらお店とこの日泊まる宿のある伊良部島へ。
伊良部島へは「日本一長い無料で通行できる橋」として有名な伊良部大橋を経由する。
この写真は翌朝撮りました。
綺麗な海の上を走る爽快感。沖縄にはそんな海中道路が点在しており、これが沖縄でドライブするのが好きな理由の一つだ。
一度、宿に荷物と車を置きに行き、歩いて目当てのブルータートルへ。
(お酒を飲むと決めていたので徒歩で行ける範囲で宿を選んだ)
宿からの眺めもいい感じだ。
10分ほど歩いた先にお店が見えた。
店の外観は作品に登場したそれそのもの。
作品のシーンと同じ夕焼けのタイミングが良かったので、1週間くらい前に17時半にテラス席を予約しておいた。
案内された席は、作品とほぼドンピシャのテラス席。
席に着いたタイミングでちょうど夕陽が綺麗に見えていた。
同じ作品を見た二人はそっくりな景色に感激しつつ、飲み物と食事を注文。
オフの幕開けに乾杯。
ピッツァは2人で分け合い、それぞれで料理を選んだ。
僕は宮古牛のハンバーグ。
肉汁たっぷりのハンバーグを罪悪感を感じることなく食べれるのはオフシーズンの最高の瞬間である。
ひとしきり景色と食事を楽しんでいると辺りはすっかり暗くなった。
満足したのでお店を後にして宿に戻る。
帰路を歩いていると道沿いで蛍が飛んでいた。
宮古島は手付かずの自然が多く残っていることでも人気の場所だけあって、身近に大自然の豊かさを感じることができた。
宿の下にあるスーパーで軽食とお酒を買って部屋で明日の作戦会議。
伊良部島内をカートで走りながら観光スポットを回るアクティビティがあると聞いていたので、そこへ行こうと考えていたのだが、予約がいっぱいで断念。
どうやら人気らしく、3週間くらい前から予約しないといけなかったらしい。
もうこうなったら行き当たりばったりでドライブしながら過ごそう!
というノリになり、特に計画を立てないことになった。笑
それからも、宿の中にあるレストランで追い食事。
僕は伊良部海鮮丼。
初めてイラブチャーなる魚を食べた。
脚注:https://www.zukan-bouz.com/sp/syu/ナンヨウブダイ
沖縄周辺でよく獲れて人気らしい。
石垣島出身の雄大はイラブチャーと呼んでいたが、場所で色々と呼び名が変わるらしい。
身は白く、表面には青い鱗が少し残る刺身は、少しコリコリした食感で…
何の味に近いかとか形容しようと思ったのだが魚の知識に浅い僕には上手く表現できない。
ただ、とても美味しかった!!
旅の初日はここまで。
お腹も満たされて満足感の中眠りについた。
後編へつづく。