オノデライダー戦記

ヴィクトワール広島所属プロロードレーサー小野寺玲のブログ。いつまでも自分らしく輝きたい僕の日常や活動を発信していきます。

クリスマスといえば

 

 

幼い頃からクリスマスが好きだった。

 

宗教的な意味とかでは無く、この季節の雰囲気が好きだった。

 

街はイルミネーションやクリスマスの装飾で色づき、お店のBGMはクリスマスソングがかかり、ショーケースにはクリスマスプレゼントを意識した商品たちが華やかに並ぶ…

 

そんな雰囲気の中、プレゼントを買ってもらいにクリスマス色に染まった街へ出かけるのが好きだった。

 

欲しかったおもちゃを買ってもらって、ラッピングしてもらい、クリスマスの日になるまで家のツリーの下に置いておく…

毎日それを見て、まだかまだかと楽しみにするのが好きだったなぁ。

 

 

 

書いていて思った。

気がつけばクリスマスの思い出は幼い頃のキラキラした思い出しか無い。

ああそうか…僕にとってクリスマスは、幼い時の記憶のままのイメージなんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

栃木県に引っ越してからは兄弟も成長していて、クリスマスに向けたイベント感は薄れていったし、プレゼントを買いに出かけるワクワクも無くなってしまった。

 

プレゼントを貰わない歳になってからは、クリスマスを迎えるたびに少し寂しさを感じていた…

 

 

 

 

そんな僕が、あの頃のキラキラした思い出を求めてクリスマスシーズンの横浜のみなとみらいに出かけるようになったのはここ最近の話。

 

なぜ横浜みなとみらいなのか。

それは、クリスマスシーズンによく買い物に連れて行ってもらっていたのがみなとみらいということもあり、横浜がクリスマスのイメージに強く印象付いていたから。

 

今年もあの頃のキラキラを求めて横浜へ向かった。崇高な使命と共に。

 

 

 

 

 

 

 

午前中、雪の中のトレーニングともいえないトレーニングから帰宅して、昼過ぎに鈍行で3時間弱かけて横浜駅に着いた。

 

ここからは歩いてみなとみらいを目指す。

 

僕の好きなみなとみらいの景色が見えてくるとなんだか安心感すら覚えるのがこの街の不思議なところ。

 

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ランドマークプラザにはよく買い物に連れて行ってもらっていたこともあり、思い出深い場所だ。

 

毎年のようにランドマークプラザの中心に立てられる大きなクリスマスツリーを見てきた。

当時はそこで小さなステージがあったりして、とても賑わっていたのを覚えている。

 

今年も同じ場所を訪れたが、当時大きいと感じていたツリーが小さく見えたことが寂しかった。

 

 

 

ランドマークプラザ内を一通り歩き、桜木町駅方面へ。

 

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日本丸も船上で体験学習をしたりした思い出の場所だ。

 

土曜日ということもあり、人がいつも以上に多い。 

比較的若い年齢層のカップルが目立つ。

 

桜木町からワールドポーターズを結ぶゴンドラは最近できた新スポットだが、これも長蛇の列。

そのほとんどがカップルだ。

 

そんな浮かれた奴らを横目に僕は汽車道を歩いてワールドポーターズへと向かう。

 

汽車道の途中のベンチにはサンタの格好をしたおじさんがギターとハーモニカでクリスマスソングを奏でていた。

僕もギターを持参して尾崎豊でも歌ってやれば良かったか。

 

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ランドマークタワーとそれに連なるオフィスビルが立ち並ぶこの景色が好きだ。

 

横浜は東京ほどごちゃごちゃしていなくて、港の風景と相まってバランスの良い景色だと思っている。

 

ワールドポーターズ内も特に目的は無かったが一通り歩いて回り、サークルウォークを経由して赤レンガ倉庫へと向かう。

 

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ここは毎年クリスマスマーケットが開催されている。

入場制限が設けられており、この日はもう入場できなかった。

 

リア充どもで賑わう赤レンガエリアを一人で特に何をするでも無くただ練り歩き、赤レンガを後にする。

 

お腹が空いてきたが、みなとみらいエリアはどこのレストランもカップルどもでいっぱいだった。

そんな場所が空くまで並んで待つのは嫌なので他を当たることにする。

 

 

桜木町から横浜まで戻り、横浜駅地下のフードコートで簡単な食事を済ませた。

 

それから、この日の唯一の買い物をする為に高島屋へ。

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初めて本物の革手袋を買った。

 

旦那へのプレゼントに…

彼に贈るために…

 

と店員さんに相談している女性がいる中で、僕だけ1人で自分用の手袋を選んだ。

 

キラキラしたパープルのジャケットを着た、知識のありそうな女性店員さんにアドバイスをしてもらいながら選ぶ。

ご自分用ですよね?と念を押されて聞かれた。

 

ええ、その通りです。

 

 

 

 

 

 

買い物も済ませ、一通りカップルも呪い終わり…

 

 

 

そう。僕の崇高な使命とはクリスマスイヴに浮かれて横浜デートをしてやがるリア充どもを呪うことだ。

 

僕とすれ違ったカップル全てに呪いをかけておいた。

すれ違ったカップルはこの先破局の運命を辿ることになる。

 

残念だったな。

 

 

 

 

 

はぁ…いつからだろう。

こんなにクリスマスに卑屈になるようになったのは…。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで、同じく非リア充の弟から連絡が入り、丸の内で合流することになった。

 

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先日も訪れた丸の内だが、今日はリア充で溢れかえっていた。

 

弟はこの日、お目当てのウイスキーを求めて下北沢に行っていたらしい。

目当てのウイスキーを楽しめて満足そうな顔をしていた。

 

あぁ、コヤツの方が僕よりよっぽどリア充じゃあないか。

僕なんてわざわざクリスマスイヴに横浜に一人で来てカップルで溢れかえる中を歩いてきただけだぞ。

 

 

 

 

宇都宮まで一緒に帰り、南大門で身体を温めてから弟を鹿沼に送った。


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実家ではささやかなクリスマスケーキのお裾分けを頂いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日のクリスマスは朝からトレーニングライドに出かけた。

 

特に予定も何も無いからな。

 

レーニングを終えた後は、今年最後のカヌレを仕込む作業。


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夜はどうせ予定も無いだろうと、家族のクリスマスパーティーに呼ばれていたので実家で過ごした。

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美味しい料理を食べながらみんなでお酒を飲んだ。

 

寂しくなんかないもん。

 

 

 

 

 

 

慶が下北沢のバーに行ったという話から、下北沢と言えば「ぼっちざろっく」だよなという話になり、見てない人も含めて兄弟で鑑賞会が始まった。

 

 

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ベーシストじゃあないけれど、廣井きくりがめっちゃおにころ飲んでるのを見て飲みたくなったので、どんなものかとみんなで試飲。

 

いや、この味をあの量飲むのは無理だ。

 

久々に実家にあるアコギを触って、練習を再開してみよかと、そんな気になったクリスマス。

 

 

 

クリスマス感どこ…

 

 

 

 

それではまた。