読んで字の如し。
今日の富士山ステージは須走5合目を目指す「ふじあざみライン」を駆け上がる11.4kmのヒルクライムステージ。
11kmで1000m以上の標高差を駆け上がる。
当然、上れない選手は勝負に参加すらできない。
今朝はあたりは少し曇っていたが、スタート地点からは富士山がくっきりと見えた。
最近「ヤマノススメ」を見たせいか、富士山に来るのがちょっと楽しみだったりした僕は、その姿を見て少しワクワクした。
とはいえ、僕らはここを自転車で上らなければならない。なんでやねん。
今日の主役は各チームのエース選手。
総合タイムが大きく変動するステージであるし、残る2ステージではタイム差がつきにくいことから、総合上位選手にとっては最も重要なステージだ。
かく言う僕らは全く関係が無い。
1時間弱、頑張って踏み続ければ良いだけ。
期間中最もリラックスできるステージと言えよう。
とはいえ、のんびり上りすぎても足切りというものがあるわけで、まぁこれに関してはアベタカさんに抜かれなければ大丈夫というTOJに伝わる慣わしがあるので、そこだけ気をつけていれば問題ないのだが。
僕は昨日の疲れもあったし、念入りにウォームアップをして挑んだ。
スタートすると早速、神々の戦いが始まった。
頑張って踏んでるのにジリジリと離されていく。
最初の直線区間だけでもついていこうという考えが甘かった。
あっという間に先頭集団は見えなくなり、ポツリポツリとそれぞれのペースで上る選手達だけになる。
ちょうど岡本さんとならんで「まぁ一緒に上りましょうよ」と声をかけられた辺りの写真。
譲さんとフォンもしばらく一緒に走った。
しかしヒルクライムというのは自由に自分のペースで上るのが1番楽。
少し勾配が落ち着いてつづらおりが始まると、緩いところではそこそこ踏んで…を繰り返してマイペース走法に切り替えた。
久々の上り一本ステージだったからか、今まででは1番余裕を感じて上れていた気がする。
蛇行した時間も1番短かったはず…
一方で、僕がひーこら上っている間にもエース選手達の戦いに決着がついていた。
谷さんは自己ベストの走りで12位!
総合順位もしっかり上げた。
僕はといえば…
トップから10分以上遅れてこの顔である。
中腹までは調子良く上れていたが、流石に最後の方はキツい。
中途半端に踏みやめる気にもならなかったので最後まで頑張った。
ここ数年では1番速いタイムだったよ。
5合目から見上げた富士山。
いつか登山してみたいなぁ。
長く感じたTOJも残るは2ステージ。
最後までチームメイトと共に良い走りがしたい。
それではまた。