オノデライダー戦記

ヴィクトワール広島所属プロロードレーサー小野寺玲のブログ。いつまでも自分らしく輝きたい僕の日常や活動を発信していきます。

TDK Stage.1 熊野山岳

 

 

嵐の1日から一夜明け、今日から2日間のツールド熊野(TDK)です。

 

昨日の段階から、今日の熊野山岳コースの山場である札立峠が通行止めになっているとの噂が流れており、通常のコースでレースができないのではと囁かれていました。

 

 

 

今朝会場入りすると、主催側は色々と協議中だし、参加チームは色々な噂が錯綜するなかで落ち着かない空気が流れていました。

 

 

しばらくして発表があり、札立峠をカットして千枚田を2回上る60kmほどのショートコースで開催されることに。

 

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これが本来のコースだが、ピンクの線の部分が無くなったのだ。


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スタートする頃には青空も見え、蒸し暑さすら覚える陽気に。

 

 

 

 

 

レースがスタートすると、ずっとハイスピードなアタック合戦に。

 

逃げが決まることなく上り区間は突入することに。

 

上りの手前でメカトラで止まってしまった時は焦ったが、すぐに何とかなったので良かった。

 


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今年は千枚田へ前日試走に行かなかったから、毎度恒例の千枚田でチームメイトと記念撮影ができなかったのが心残りかな…

 

 

とか思う余裕も無く、ショートステージである上に今日だけで山岳賞も確定することから、今まででは体験したことの無いハイペースで1度目の千枚田の上りを駆け上がる集団。


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だんだん苦しくなって、少しずつ後退しながらなんとか乗り越える。


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下りと平坦を使って少し離れてしまった集団にジョイン。

メイン集団には谷さん、時さん、僕の3人が残った。

 

 

すぐに2度目の千枚田

またしてもかなりのハイスピードクライム。

麓に行くまでもかなり速くて休む暇も無かった。

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流石に2度目は前が見える位置で上り切ることができず、少し遅れたグループでクリアした。f:id:onoderider:20230603183314j:image

 

時さんも含むこのグループの5人は全員が協調体制で、綺麗でハイスピードなローテーションが実現した。

 

しかし、ゴールまでにメイン集団を捉えることができず。

小さいグループを飲み込んでゴールへ。

 

このコースのゴールが時さんの得意な上りスプリントのレイアウトだった上に、同じグループでも最後もがいてきそうな人が何人かいたので、この順位での争いではあるが、僕はラストの坂まで先頭を牽き、時さんはしっかり集団の頭を取った。


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僕も少し遅れてゴール。短くてキツいステージだった。

 

メイン集団でゴールした谷さんは6位。

 

厳しいレースになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のレースの何が良いかって、初日から最終日までホテルが一緒であることだ。


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ホリスティックスペースジャパン様に宿泊させて頂いていますが、快適だし食事も美味しい。

 

ホテル移動が無いと選手だけで無くスタッフの負担も減ります。

ホテルの従業員さん達も、我々に色々と気を遣って下さり、とても居心地の良い場所でした。

 

今日で最後になるのは少し寂しさすら覚える。

 

 

 

 

明日は最終日、太地半島周回コース。

僕の苦手なコースであり、かなり過酷なことでも知られるコースだ。

 

そう、ツールド熊野は安全で平和なコースが1日も無いのが特徴なのです…!

 

 

 

 

かなりハードな展開が予想されるが、チームでしっかり走りたいと思います。

 

 

 

 

それではまた。