TOUR OF ROUTE SALVATION
今日が最終日。
第4ステージは獲得標高が2000mを越える期間中最長の168km。
この期間中最後にして、昨晩からお腹の調子が悪くなってしまい、今朝からお腹がグルグル。
海外遠征でお腹を壊したこと無かった僕としてはここで崩してしまったのが悔しい。
持ってきたビオフェルミンを飲んでレースに挑む。
序盤はフラット基調なので、アタックのチェックも数はこなせなかったがなんとか走れている。
しかし上りになると誤魔化しが効かないので、最初の山岳ポイント手前の上りで分断に耐えられず遅れる。
しかし集団も疲れている選手が多かったのか、遅れている選手も多くその後の集団復帰は早かった。
1つ目の山岳ポイントは思ったよりあっけなく終わった。
レオがアタックしたことによりペースも落ち着いていたのに助けられた。
下りから次の山岳ポイントまではチームメイトと合流して走るが、どうも余裕が無い。
チームのためというよりも、今日のステージをいかにして乗り切るかということを考えていた。
2つ目の上りに差し掛かるとやはりキツイ。
なんとかしがみつくように走るがジワジワ遅れていく。
単独で遅れれば後がないので、なんとかついていけるペースのグループを探す。
すると昨日のグルペットで一緒だったメンバーが同じように遅れていたので、そこに合流してゴールを目指すことになった。
2つ目の山岳ポイントを超えたあとも、いくつかパンチのある上りが続き、残り25kmくらいでしっかりと下り基調になる。
ここまでくればあとは惰性でゴールへ辿り着けるようなもの。
トルコの首都、アンカラが見えてくる。
結局なにもできずにただ完走するだけのステージになってしまったのが悔しい。
今シーズン初のステージレース。
環境も体調も含めて過酷なレースだった。
レース後にアキンさんがくれたご当地ビール。
割とクセがなくさっぱりした味で好みだった。
最後の宿くらい良いところを用意してくれているだろう…
トルコの首都なんだし。
という淡い期待を見事に裏切って、今日も安定の男子寮。
しかも汚くエレベーターも無いため、疲れた身体で重いキャリーを手持ちで5階まで運ぶことになった。
さらには食堂も機能していないとのことで、みんなで自転車の梱包作業を完了させ、近くのケバブ屋に行くことになった。
おそらくトルコ最後のケバブ。
2週間近くチームに帯同し、マッサージを含め様々なサポートをしてくれたアキンさんとも今日でお別れ。
アキンさんのおかげでチームはとても助けられ、充実した遠征になりました。
色々な話をしてくれたし、かなり面白い人でした。
またどこかでお会いしたいものです。
さて。明日は朝からアンカラを発ち、イスタンブールで半日近いトランジットを経て日本へ帰ります。
長い旅。荷物も自分も無事に帰れることを祈ります。
期間中沢山の応援ありがとうございました!
次のレースに向けて頑張ります。
それではまた。