本日リリースのあったとおり、ヴィクトワール広島を退団することになりました。
自分もまさかこんなタイミングでこのようなことを書くことになるとは思いませんでした。
突然の発表になってしまったこと、申し訳ありません。
また、病気が発覚したこともあり、ヴィクトワール広島でのラストランが不甲斐ない走りで終わってしまったことを悔しく思います。
ヴィクトワール広島ファンの皆様が温かく迎え入れてくださったこと、とても感謝しております。
沢山の応援、ありがとうございました。
チームから契約の継続をしないと宣告されたのはおおいたアーバンクラシックの翌日のことでした。
既にUCI登録申請時期を過ぎ、国内主要チームの席が埋まっている時期でもあります。
以前よりチームからは来期の契約継続との話を頂いておりましたが、自分自身が競輪への転向を検討していたこたともあり、更には今年の試験を受験することになった都合上、まずは一次試験の合否を待ってから話を進めるという段取りで話をしておりました。
合格すれば所属は残しつつ養成所へ入所するということでしたし、不合格の場合には、再受験のために半年の契約、もしくは、今年は怪我で走れなかった時間が長かったことに悔いもあったので、ロードレースに集中して走りたいということも伝えておりました。
これに納得して上で継続を考えてもらえているものだと思い込んでおりました。
競輪選手への転向については、中田選手や吉本選手の誘いもあり、このチームでのロード選手としての将来と、競輪選手としての将来、どちらに希望が持てるか自分で考えて決めました。
最初は来年の受験の予定でしたが、師匠と相談したうえで、今年も手応えを掴むために受験し、受かればそれはそれで良しとして、ダメでも来年は余裕を持って試験に臨めるだろうということで話を進めていました。
しかし、自分の年齢や今後の生活のことを考えるとあまり猶予が無いと感じ、更には中途半端にロード選手を終えることになってしまうのも嫌だったので、途中から今年の試験が最初で最後だという考えに変わりました。
これだけ聞くと自分が身勝手なだけで、来シーズンのチーム構成を考えるうえでは扱いづらい存在なのも納得できます。
なので今回の突然の宣告については自分にも要因はあるとは思いますが、もう少し早く言ってほしかったというのが本音です。
もう少し早ければまだ選択肢はあったかもしれません。
しかし、その後すぐに追い討ちをかけるように病気が発覚し、予定していた入所試験も辞退することになりました。
契約継続しないことを言い渡された時も、競輪選手になれればまだ競技が続けられるかも…
という状況でしたが、今ではそのビジョンも見えなくなりました。
今はまだ先が見えず、応援してくださっている皆様にはご心配おかけしますが、良い知らせをお伝えできるよう努力しますので、それまでお待ち頂ければと思います。
チームにも所属せず、競輪の入所試験も受けないとなると、広島に留まる理由が無くなってしまったので、今年いっぱいはチームの活動に専念し、今期の契約満了をもって関東圏、栃木に戻りたい考えです。
長く住んで馴染みのある場所の方が、再スタートするには良いと思ったからです。
競技引退については少し前から考え始めてはいましたが、まだここで「引退」という言葉は使いたくありませんので、先の見通しがつくまでは言いません。
なによりこんな形で終わってしまっては、自分も後悔が残るだろうし、今までお世話になった方々やファンの皆様に合わせる顔がありません。
なので理想としては、どんな形であろうとまた皆様の前を走ってから、この選手人生に区切りをつけたいです。
それまでどうか応援よろしくお願いいたします。
それではまた。