TOUR OF ROUTE SALVATION
第3ステージの今日から山岳コース。
2級と1級の2つの山岳を含む獲得標高が1700mの147kmのレース。
町から町へ、スケールが大きいラインレースは日本には無いので面白さはある。
今日は昨日よりかはまだマシな心構えで臨めたが、走りはというとあまり良いものでは無かった。
スタートしてしばらくは平坦基調が続くレイアウト。
簡単に少数人の逃げが容認され、集団はストップ。
スプリントポイント手前で横風アタックがあったものの、特に何もなく終わった。
集団は一つのまま最初の山岳へ。
レオの声かけでチームでペースを上げて頂上を目指すことになる。
一人ずつロケット方式で前を引き、ペースを上げながら駆け上がる。
僕は並びでは4番手の位置だったが、頂上まで残り500mあたりでどうにも踏ん張りが効かなくなり、牽引からドロップ。
久保田、レオ、ベンさんに任せきりになってしまった。
レオは頂上の山岳ポイントにトライしたが、ここはトップ通過できず。
少し遅れた僕は下りで集団復帰。
次の上りに備えてチームメイトにボトルを運ぼうとするも、後ろの集団にチームカーが引っかかってしまっていたようで、ニュートラルサービスから水のボトルを受け取る。
全員に渡し、次の山の麓まで牽引。
ペースアップを指示されたが、余裕を残せていなかった僕は上り始めのわずかな距離で牽引からドロップ。
ペースの上がる集団には残れず、マイペースで山を越えることになった。
途中なんとかしがみついたグルペットでゴールまで帰還。
こんなに走れないものかと自分にガッカリした。
明日は最終日。
獲得標高は2000mを越える期間中最長のステージ。
GC勢が最後の戦いを繰り広げるであろう。
僕はみっともなくしがみつくしか無さそうだ。
できることがあれば最善を尽くそう。
今朝の宿からの眺め。
アキンさん曰くこの場所は夜景もとても良いらしいが、寝る時間を考えると見に行くことができなかったのが悔やまれる。
アマスヤなんて観光で訪れることすら無さそうな町だけに、こういった機会にもっと楽しみたいものなのだが。
この宿では常に食堂に猫がいて、食事をしていると物欲しそうにこちらを見つめてくるのが可愛かった。
ちなみに今日の宿も例のごとく同じような寮のような施設なのだが、食堂フロアが10階ということもあり、猫はいない。
米は一番マシだった。
今朝の米は最悪だった…
トルコに来てから不衛生な刑務所のような宿での生活が続いていて流石にそろそろシンドい。
今は清潔なシャワーを浴びて快適なベッドで睡眠をとりたい。
それではまた。