オノデライダー戦記

ヴィクトワール広島所属プロロードレーサー小野寺玲のブログ。いつまでも自分らしく輝きたい僕の日常や活動を発信していきます。

初日から

 

 

トルコ3戦目は4日間のステージレース。

TOUR OF ROUTE SALVATION

 

今日が第一ステージ。


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宿のあるサムスンの街から2つくらい先の街まで向かう151kmの平坦ステージ。

 

直前にコースが変更され、トレーニングで何度か走った自然公園を経由しないほぼ一直線のコースへ変更となり、118kmのレースでした。

 

僕が勝負できるとしたらこのステージを含む前半2ステージなので、主軸をベンさんの総合に置きつつ、狙っていくスタイルで臨む。

 

前半は直線路になったことで、予想通り逃げが決まりづらい展開となった。

 

何度かトライするも決定打にはならない。

 

大通りから一度、右に曲がって川沿いへ入るのだが、その先からがほぼ未舗装路の危険な区間が続く。

 

そこまでに逃げができなかった場合はチームで前に固まり、極力トラブルを避けるように話合っていた。

 

レースでも概ね予定通りの動きはできていた。

 

スリッピーな未舗装路区間も、先頭が見える位置でクリアしたおかげで危なげなく通過できた。

 

その先にある山岳ポイントは、小集団が少し先行する形になり、そこに僕がいたので狙える位置にいたのだが、単独の飛び出しを許し牽制モードになってしまい、結局その後ろは争わずに通過することになる。

 

後に起こることを思えばここでフルもがきしておいた方が悔いは無かったと思う…

 

 

僕的にはこの山岳ポイント以降に逃げが決まる気がしていたので、ここから周りの動きにより注意を払っていた。

 

案の定、大通りに戻ると有力な飛び出しが出来、一度乗り遅れたが、上手くベンさんがカウンターの動きをしてくれたので、その勢いで最終便で合流した。

 

 

8人くらいになった逃げ集団は全員が協調態勢で綺麗にローテーションを周り、安定したペースを刻んでいた。

 

ただ、なかなかモトからタイム差のボードが出されないあたり、決定的な差はついていなかったのだろう。

 

それでも緩まずローテは続き、最初のスプリントポイントが近づく。

大通りから一度ビーチに寄り道するかのように右に曲がり、その先で180度ターンをしてすぐにスプリントポイントのゲートがある。

 

取れるものは取っておきたいと臨戦態勢だったが、その直前の180度ターンで単独転倒。

 

周りと同じスピードだったのに…

 

非常にスリッピーなトルコの路面に注意はしていたのだが、それでも為すすべなく。

 

幸い速度も低かったので軽度の擦過傷で済み、自転車もチェーンが外れたくらいなのですぐに復帰。

 

しかし逃げからは遅れてすぐ後ろに迫っていたメイン集団に合流。

 

ここからゴールまでおよそ30kmだった。

 

 

正直、路面が怖くなったし気持ちも低迷し、とても着を狙う気持ちにはスイッチできなくなってしまった。

 

それでも折返しからラスト数キロの間にはレオを安全な位置に引き上げたりすることくらいはできた。

 

 

ゴール前のレイアウトもなかなか危険で、先行していたベンさんが落車してしまう。

 

幸い3キロ以内のクラッシュで救済措置が取られて事なきを得たが、この路面の感じはこの先も少し心配だ。

 

僕も危なげない位置でゴールし、この日を終えた。

 

 

 

初日からしょうもない落車でダメージを負ってしまったのは辛い。

 

明日の朝はまた変なところが痛むのだろうが、ここはなんとか耐えて走りたい。

 

 

ラインレースのステージレースなのに今日はまた同じ宿に帰ってきている。

 

レースで先に進んだはずなのに同じ道を車で戻るのはちょっと嫌だった…

 

 

チームに傷の手当の道具が無く、他のチームや柴田さんの手持ちのもので何度か手当を終えた。

明日からが心配だがとにかく頑張るしか無さそうだ。

 

 

 

写真が無くつまらない内容になってしまい申し訳ありません。

 

明日も引き続き応援よろしくお願いします!

 

 

 

 

それではまた。