オノデライダー戦記

ヴィクトワール広島所属プロロードレーサー小野寺玲のブログ。いつまでも自分らしく輝きたい僕の日常や活動を発信していきます。

みちくさ

 

 

 

 

 

今年もまた、モニター越しにジャパンカップを見届けた。

 

中継映像には僕がその場にいないのにも関わらず、オノデライダーの文字が所々に見えて、嬉しい気持ちもあれば、その場にいれない悔しさなんかも感じながら見ていました。

 

あれだけ身近で思い入れのあるレースがこんな遠い存在になっちゃうなんてね。

 

 

 

ファンの方がXにてこのようなアカウントを作ってくださり、このアカウントを通じて沢山のメッセージを受け取ることができました。


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本当に幸せものですね。

これだけたくさんのメッセージをもらっておいて、このままフェードアウトするわけにはいかないなと、改めて復帰に向けたモチベーションを高めているところです。

 


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今日はカヌレのギフトを受け取りました。

様々な形で沢山の方に励まされています。

 

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

ハメを外せる状況とはいえ、現在服用中の薬の副反応が思ったよりキツく、服用してしばらくはまともに動けない為、やりたいことも時間的に限られてきてしまうのが悔やまれる。

 

 

飲む時間が決まっている薬から、食後に飲むものまで様々。

かなりの量が毎週病院に行く度に処方されるのは正直しんどい。

 

今日はそれに加えて、まだ改善が見られない血液の数値に対する治療として新たに注射が加わり、これは1週間に1回のペースで打つことになるようで、その代わり毎日飲む必要のあった高額な薬が一つ無くなるとのこと。

 

最初はラッキーだなと思ったのだが、最後の会計の額を見て驚愕。

 

1回の注射で6万ってなに…

 

難病治療恐るべし…

 

再生不良性貧血に伴うこれまでかかった医療費を足せば、買おうと思っていたシクロクロスフレームや欲しいレビンの部品も余裕で買えてしまう。

今年の骨折の際の治療費も合わせたら中古車だって買える額になる。

 

 

そう考えると悔しい。

 

自分の修理代の方が高くつくなんてさ…

 

 

 

 

 

 

 

今日はようやく指定医療費申請をする為の書類が揃ったので、病院後そのままの足で役所へ向かう。

 

指定難病の申請が通れば負担割合が減るので少しは余裕ができるが、結果が出るのは3ヶ月後だという。

それまでは毎週とんでもない額が飛んでいくと考えると頭が痛い。

 

でも仕方ない。

今は色々我慢して耐えるしか無い。

毎日部屋中を見渡し、売れるものは無いかと探しているのが切ない。

 

 


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役所での申請の待ち時間、モニターではチームメイト2人が自転車に乗る際のヘルメット着用を呼びかけていました。

 

ヘルメットは正しく着用しましょうね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日までのこの状況、1人だったらとっくに沈み込んで負のスパイラルに陥っていたでしょう。

 

でも、沢山の人から届くメッセージに助けられてなんとか前を向けています。

 

それに、落ち込んでいたところで何も変わらないと教えられましたから。

 

今は毎日に小さな楽しみを見つけながら頑張ってみます。

 

 

 

 

最後に、僕が最近毎日のように聞いている浜田省吾の曲を紹介させてください。

 

- YouTube

 

この曲のが今の僕にとても刺さるんです。

 

「輝く小さな星は闇の中でしか見つからないよ」

 

「人生良いことだけじゃつまんなくないかな」

 

 

きっとこんな状況でしか得られないこともあるだろうし、辛いことがあってこそ次の幸せなことがより輝くんじゃないかなって、この先の未来に期待を抱ける、そんな気持ちにもさせてくれます。

 

今は足を休めて、長い人生の中でちょっとしたみちくさを楽しんでいる時間だと思うことにしようと、そう思います。

 

 

 

 

 

 

それではまた。