今年の全日本選手権が終わりました。
今までの全日本とは違ったモチベーションで臨んだ今大会。
僕にとっては厳しい現実を痛感するレースとなりました。
復帰後初のロードレース。
雨風共に強い午前中。
レースが始まる頃には雨はだいぶ弱くなっていた。
スタートはそこまで激しく無く、少しの動きはあるものの、いつもとそれほど変わりない感じで始まった。
©Itaru Mitsui
この日の路面はウェットでそのうえ汚く、クローズドサーキットコースでやる唯一のメリットすら感じられない路面コンディション。
©Itaru Mitsui
下りは当然慎重になるのだが、それ以上にどこかで怖がっている自分がいて、柄にも無く下りで差を生んでしまったりしていた。
細かい動きがある中、上りでのペースアップにも余裕はあまり無いがついていけると感じていた。
頭にはいつもと変わらないレースを走るイメージがある。
イメージ通り、いつも通りに走っていたのだが、何でもない局面で急に身体が動かなくなるのを感じた。
©Itaru Mitsui
プツンと線が切れるかのように。
それからはみるみる遅れを取り、集団は見えなくなった。
©Itaru Mitsui
手術後から今日に至るまでのトレーニングのボリュームの少なさが要因な気がする。
外で乗れるようになっておよそ1ヶ月。
最低限TTだけでも…というスタンスでこの全日本までにトレーニングをしてきて、いつも全日本前にしていた乗り込みのトレーニングがまるでできていなかった。
当然、いつもならTOJなどのステージレースを経て、そこから更に調子を上げた状態で臨むわけだが、今回それらが皆無の状態であったが故、このヘビーなコースでは身体がまるで言うことを聞かなかったのだろう。
結果はDNF。レースの半分も走れずに終えた。
とても全日本を走れる状態では無かったのだが、これで今の現在地が痛いほど分かった。
正直かなり落ちたな…というのが率直な感想。
ここから本当に戻るのだろうか。
心配になるくらいだが、とにかく今は頑張るしか無さそうだ。
次はいよいよ地元レースになるわけだし、ここで弱気になっていてもしょうがない。
少しでも良い状態で走れるようやれるだけやってみます。
改めて、この全日本期間は沢山の応援ありがとうございました。
そしてこの復帰に至るまでの期間、沢山の励ましの言葉や差し入れを頂きました。
とても嬉しかったし、心強かったです。
ありがとうございました!
とりあえず復帰は果たせたので、今度はバリバリ走るオノデライダーをお見せできるよう頑張りますので、またレース会場でお会いしましょう!
それではまた。