開幕2連戦の2日目。
一周2.9kmのL字周回コース。
昨年とは周回方向が変わり、今回は180度ターンの直後にゴールするレイアウトになった。
小雨が降り続ける中レースはスタート。
©Itaru Mitsui
火山灰だと言う話も聞いたが、路面はジャリジャリ。
試走で少し走っただけでどろんこになるくらい。
路面も所々波打っていたりする箇所もあり、水たまりも複数箇所ある。
ホームストレートとバックストレートにはそれぞれ、二車線から一車線に変化する箇所があり、これが集団内での位置取り争いの難易度を増している。
©Itaru Mitsui
スタートからずっと逃げは決まらず。
常に前へ出る動きは絶えないが、おそらく今日はスプリントを想定していたチームが多かったのだろう。
今のチームにとって、おそらく今後1番の課題になってくるのはクリテリウムにおけるポジショニングだと思う。
今回のレースはそれを1番の目標として挑んだが、やはり思うように固まることはできなかった。
©Itaru Mitsui
今日に限って言えば、組織的に固まれるチームはごくわずかで、主導権を握るチームもいなかったことから、目まぐるしく集団は動き続けていた。
そのため固まるのは難易度が高かったことには違いない。
しかし、強いチームは集団前方に複数枚をコンスタントに走らせているので、組織力を高めるためにも今後も課題にしたいところだ。
その中でも中村やレオは比較的前方で走ってくれていたので、心細くは無かった。
©Itaru Mitsui
人数も多く、ストップ&ゴーを繰り返すレイアウトだと、どうしても単騎の動きになってしまうことが多い。
なんとかレースが見える位置を走り続けた。
常にヘアピンコーナーでは無謀な突っ込みを繰り返す危険な走りをする選手もいたりして、危ないシーンも多々あった。
徐々に集団の密度が増してきた終盤。
残り5周回を切るところで落車に巻き込まれてしまう。
派手に転倒はしなかったものの、バイクが他のバイクと知恵の輪の様に絡まってしまい、ハンドルやブラケットが曲がってしまった。
幸いにもニュートラルサービスが適応されたので、バイクを応急処置で走れるように戻し、集団が一周してくるのを待って復帰。
一緒にストップした中村に引き上げをお願いし、再び前線復帰。残り4周。
既に集団前方は主力チームが固まりつつあり、トレインバトルの形相だった。
キナン、アイサン、スパークル、シマノ辺りが人数を揃えている様に見えた。
僕はその中を掻い潜りながらスプリントに備える。
©Itaru Mitsui
単騎である以上、多くのアクションは起こせない。
ラスト一周になってBSの選手が飛び出したのを機に、シマノも追走する形で飛び出し、そのままシマノの選手が単独逃げの体勢に入る。
集団も主力チームのアシストが牽引するが、最終ターンまでに詰め切れず、シマノ寺田選手が逃げ切り。
僕はその後ろ、集団前方で最終ターンに入れたが、インから無謀な突っ込みをした選手に体当たりされ、ラインを崩してしまった。
立ち上がりで懸命に踏んでみるも、届かず5位。
©Itaru Mitsui
最後の最後にあんなことをされ、後味の悪い結果だった。
ゴール後、全身ジャリジャリに汚れた身体を軽く流し、着替えを終えたところで大会スタッフが呼び出しに来た。
今日の獲得点から総合リーダーになったようだ!
慌てて着替えて表彰式へ急ぐ。
僕が走っていた頃とは名前が変わり、今は「プロリーダージャージ」という総合リーダージャージ。
©Itaru Mitsui
名前は変われど色は変わらず。
馴染みのある色を身に纏うことになりました。
2日間の開幕戦はチームとしては上出来なスタートだったと言えるでしょう。
©Itaru Mitsui
良い手応えの得られる2連戦になったと思います。
これから先も、より組織力に磨きをかけて挑んでいきたいですね。
さて。現在長い帰路の途中。
広島からなら鹿児島は近いだろ〜
と思っていたが大間違い。
九州でっかいです。
気をつけて帰りましょう。
それではまた。