少し体調が良くなったのでブログでも書いてみたり。
今週初めから耐え難い頭痛と吐き気に見舞われ、火曜の夜にやむを得ず通っている病院の夜間診療にかかった。
結果から言えば、再生不良性貧血の治療により免疫力が低下していることからなる細菌感染が原因だったようだ。
ええ、僕の血液には白血球(好中球)が少ない為に細菌感染に極端に弱くなっている状態なんです。
結局その日から入院し、今現在も点滴治療をしております。
無菌室(クリーンルーム)と呼ばれる一般病棟から更に隔離された個室の病室で、入ったら最後、数値が回復し主治医の許可が出るまで部屋の外には出られません。
病室外での検査(CTなど)が必要な場合は、専用のガウンを着せられ、フルカウル仕様の車椅子が部屋に迎えに来る徹底ぶり。
更には今回の検査で血液の数値も良くないことから、現在の薬剤投与だけではダメだということで、およそ1ヶ月の点滴治療による入院を要すると判断されました。
その1ヶ月も同じ無菌室での治療となるようで、僕が次に外の空気を吸えるのは12月になってからとなりそうなのです…
よって、直近に控えていたシーズンエンドパーティーや、サイクリングイベントに参加できない事態となってしまいました。
本当にごめんなさい。
でもこの点滴による治療はかなり効くようなので、それを乗り越えれば薬こそ続けるが普通の生活に戻れるという話だ。
しかしこの無菌室というのはまるで独房のような空間で、ベッドと洗面台とトイレが、狭い一部屋にまとめられたもの。
部屋はほのかに消毒液っぽい匂いが漂っている。
ベッドはビニールカーテンで覆われていて変な感じです。
そのベッドの枕元には巨大な空気清浄機が24時間駆動しており、常にゴーという音を立てており、霊を吸い取られそうな感覚です。
ベッドの足元にはトイレと洗面台。
部屋の装備はこれで全て。
埃を発生させる物やウイルスが付きやすい物は持ち込み禁止。
タオル地のものやぬいぐるみや本もダメ。
専用の部屋着を着せられ、履物も消毒された指定の物。
毎日部屋は徹底掃除され、空間は清潔に保たれる。
慣れないことといえば、1日8回のうがいを指定のうがい薬でやらされ、風呂には入れず湯につかれるのは足のみ。
足湯はこの部屋で唯一の楽しみになりつつある。
日によってはアチくてしばらく入れない。
身体はアツアツのタオルが毎日渡されるので、それで拭くしかない。
髪の毛も希望すれば洗ってくれるそうなので、早速頼んでみると、僕の血小板の数値が低いことから、基準値に回復するまでは洗髪できないと言われてしまった…
僕の病気は血小板が極端に減ってしまっている症状で、どこからともなく出血しやすいデリケートな状態です。
すでに身体中に身に覚えのないアザや赤い点状のものが沢山できていて、ちょっと嫌です。
(血小板ちゃんたち帰ってきて…)
外の空気は吸えず、本も読めず、お風呂には入れず、四六時中点滴の管は繋がれっぱなしで身体は自由に動かせず…
この生活が1ヶ月続いた先、僕はどうなってしまっているのだろうか…
せめて今食べたいミスドとか買ってきて貰うのは!?
とか思ったのだが、無菌室のパンフレットをみるとそういった物の持ち込みはNG。
個包装され、かつ加熱や殺菌処理された物に限定されるらしく、闇ルートで密輸でもしない限り難しそうだ。
ちなみに大好きな納豆もNGだった。
面会についても厳しいルールがあるようで、ほぼ無理と言っているような感じ。
なんて寂しいんだ…
この何も無い虚無の空間で1ヶ月どうやって過ごせというのだ…
病室には当然Wi-Fiも無いので、アニメを見ようにも僕の貧乏契約プランでは早いうちに通信制限が待っている。
ポケットWi-Fi等を手配できるか相談中だ。
有料個室でないにしろ、食事代もろもろ含めてとんでもない金額が待ち受けてそうで今から怖い。
高額療養費についての申請とかはなんとか済ませたから少しは安心かもしれないが、月をまたぐとなると額は増えるし…
おそとにでるころにはゆきふってるかなー
もはや思考レベル0で、病室の壁に残った両面テープの跡を剥がしたりして過ごす虚無の時間。
衰えないようにベッドの上で筋トレでもしたいところだが、まだキツい頭痛があり、心拍が上がるとそれはかなりの痛みでして。
なので今は、朝の足湯と、日に3回の食事を楽しみに耐えるしかありません。
来年に向けて勉強なり色々やりたいところでしたが、かなりの制約があって何も手を付けられず、不安と焦りだけが積もります。
食べたかった沖縄料理に思い馳せながら。
することもなく、また無意味に昼寝につき、気がついたら日が暮れている…
これからそんな生活が続くのでしょう。
それではまた。