オノデライダー戦記

ヴィクトワール広島所属プロロードレーサー小野寺玲のブログ。いつまでも自分らしく輝きたい僕の日常や活動を発信していきます。

気持ちでなんとかなる時だってある

 

 

雨の石川ロードレース。

 

 

 

実は昨日から身体の調子が良くなかった。

 

全身の倦怠感といい、脚パン具合といい、なんだかレース前から疲れている感覚だった。

 

だからと言って走らないという選択肢は無いし、本来であれば個人的にチャンスがあれば勝ちを狙いに行きたいステージだった。

 

 

 

今年何度目かわからない雨のレースは序盤からそこそこハイペースなアタック合戦で展開。

 

チームプランが第一にコントロールだったので、逃げにはあまり積極的にはならず、我々は落ち着いて展開する。

 

 

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6名の逃げを容認すると、我々は集団先頭を陣取り、コントロールを開始。

 

中盤までアベタカさん、光さん、龍さんの3人でコントロール

 

僕は終盤の仕事を担っていたのでその後ろで待機。

スタートから脚もキツく、パンクで遅れたりもあり、結構シンドイ。

 

それでも、チームメイトと共にコントロールしながら勝利を目指して走っていると、自然と強気でいられた気がした。

 

逃げとの差は50秒前後を推移していたが、終盤に差し掛かるタイミングで、まだその差が大きかった為、アシスト選手を消費してペースアップ。

僕もコントロールに加わります。

 

 

 

そしてラスト2周に入る手前の上り区間で我々が動く。

 

このプランは昨年同様。

上りの麓から先頭でアタックをかけ、人数を絞るor逃げ切りを試みる形だ。

 

下り切りまではアベタカさんのラストスパートで繋ぎ、上り麓から僕が先頭でペースアップをした。

 

身体もキツくて、去年はどのキレは無かったけれど、一時は集団の分断に成功。

 

篤志と譲さん、増田さんを前に残して僕は後退。

 

 

 

しかし、思ったより集団へのダメージは少なかったようで、ゴール地点を通過する頃には集団は1つにまとまってしまった。

 

僕も遅れながらも踏み辞めずにいたら、集団復帰がかなった。

 

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この表情ですよ。

 

 

しかしここで僕の脚のパワー残量は残りわずか。

 

ラストの上りの麓まで、僅かではあるが動いて千切れました。

 

 

ヒーヒー言いながら上りきってゴールまで向かう途中、篤志が勝ったことを知らされる。

 

やったぜ、今年の石川もブリッツェンが支配した!!

 

 

自分の勝利ではないけれど、不調ながらもしっかり仕事して、エースが勝ってくれたんだ、嬉しいよね。

 

調子が悪くても、気持ちで折れなきゃなんとかなることもあるんだなと感じたレースでした。 

 

 

 

 

雨の中、応援に駆けつけてくださった皆様、ありがとうございました!

やっぱり応援は心強いですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて。

 

今は明日の走ってみっぺ南会津に参加するため、会場に向かって移動中。

 

※南魚沼ではありません。

 

去年はレースで熱中症になって、この移動がとても辛かったなぁ。

 

今年は逆に冷えたのか、若干腹痛を感じております…トホホ。

 

 

 

 

明日は雨は降らないといいなぁ…

 

参加される皆様、一緒に楽しみましょう!

 

 

 

 

 

それではまた。