年に一度の大一番。
地元チームとして走るジャパンカップ。
ロードレースの前日に行われるクリテリウムには、シーズン中のレースの中で最もモチベーションが高いレースだ。
宇都宮ブリッツェンを応援してくれるファンやサポーター、地元企業のスポンサーの方々に、地元で、一番近くで活躍を見てもらえる場でもあるからだ。
那須ブラーゼンに所属していた頃に初めて走って、このレースの魅力を体感し、それ以降ここで勝ってヒーローになることを夢見て走っている。
既に今回で5回目の挑戦。
しかし5回目にして一番自分の中で納得できないレースをしてしまった。
僕の焦りすぎが原因だろう。
混戦の中で最後の最後に冷静さを欠いてしまった。
結果、僕を引こうと上ってくれたアシスト選手とも最終コーナーではぐれ、僕は1人で集団内に埋れてしまった。
情けない。
過去一番情けなく思えた。
今年こそ今年こそ…と言い続けているのに、それになかなか応えられないでいる自分が情けない。
今日は沢山の声援の中を走れて幸せでした。
やはりここは日本一熱い場所です。
そんな場所を作り上げてくれたのに、良い走りをお見せできず申し訳ありません。
明日は僕にできることを全力でしてきます。
それではまた。