昨日早朝に宇都宮を出発し、11時間かけてやってきた広島。
久々の宇都宮〜広島間の陸路移動はくたびれたけれど、廣瀬さん、近成さん、アベタカさんと一緒の移動は、途中アニメを見る時間を作らなかったくらいには飽きなかった。
こういった何気ない一コマも遠征の楽しみだったりするんですよ。
広島は雨。それぞれローラー台で汗を流します。
カッチョいいおニューシューズは脚に馴染むまでは実戦投入できません。
ゼッケンを渡されて思い出した番号。
そういえば1番だった…!
この日の夜はまだ見ていなかった春アニメの最終話と、いよいよ更新され始めた夏アニメをいくつかピックアップして視聴。
迎えた今日。
今朝の移動は特殊でした。
ホテルを自転車で出発し近くの港へ。
乗船券を購入。
レースウェアと自転車をそのままに乗船。
この周辺の小さな離島を行き来するフェリーはこのような小型で簡素な作りの船が活躍しているようです。
特に専用スペースなど無いので、壁に自転車を立てかけておきます。
デッキに上がって出航。
乗船時間自体は30分程度。船が出てすぐに目的の島、佐木島が見えてきます。陸からも見えます。
しばしのリラックスタイム。
この時期でもフェリーの上では肌寒いくらいの汐風にあたれて心地よい。
僕もニッコリ。
船好きなのかもな。まぁ乗り物全般好きだけれど。
佐木島に到着してコースを試走。
島の外周路をぐるっと回る一周10.5kmのコース。これを10周回します。
2箇所上りはあるが、ほぼ勢いで上りきるくらいのものなので、日本では稀なハイスピードコースです。
広島中央森林公園の数百万倍マシです。
いや、言い方が良く無いな…
こういうコース待ってました!!
久々のJCLレース。
ヴィクトワール広島の地元とだけあって、地元ファンや地元スポンサー様のおかげで、離島にも関わらず会場はかなりの賑わいでした。
レースが始まると、ハイスピードなアタックの応戦に。
全体的に流れるコースなので、なかなか決定打が決まらない。
緩い上りは単体で見れば楽なのだが、ハイスピードなレースになると、ハイスピードのまま上るので意外とキツイ。
平均が速いロードレースは日本ではなかなか経験できない。
ちなみに今日のレースの平均スピードは45km/hを超えていました。
そんな新鮮さも感じながら、周回はあっという間に過ぎていく。
レースが動いたのは中盤。
ブリッツェンからは堀さんが入った複数人の飛び出しができて少し差がついた。
さらにそこへ、谷さんを含む複数人が追いつき、いよいよ逃げが決まりそうな空気になった。
そこにさらにヴィクトワールの選手が集団から飛び出し、それに反応した吉岡選手、山本選手、僕の4人が追走の形になった。
追いつくのは結構辛かったが、次の上りの途中で合流でき、コレが最終便となり19人の大きな逃げグループが形成された。
そこからは各チームエース級選手を乗せた逃げグループの目的が一致し、ほぼ全員でローテーションを継続してメイン集団とのタイムさをどんどん広げた。
ヴィクトワールは強力な外国人選手3人、キナンも4人、VCも3人と、各チーム有力メンバーを揃えていた。
終盤にかけて落車の影響で堀さんが遅れてしまってからは谷さんと2人で戦うことになり、枚数的に不利な状況に陥ってしまう。
勝負を仕掛けるアタックがかかる中、数を打てるチームに対して2人で対応しないといけなかった為、どちらかを温存するといったことができない状況でした。
雨が降り出した残り2周では魔のコーナーが出現。
前情報で路面が濡れるとめっちゃ滑ると聞いていたが、まさかここまでとは。
少し先行していた3人が全員転んでいた。
後ろから来た僕らのグループもそれを見て警戒したが、そこでもさらに複数人が転倒。
僕は超ビビりながら事なきを得た。
最終周。
状況的には危うい状況だったが、ラスト500mで先行していたグループに追いつくことができ、そこからゴールスプリントへ挑む。
度重なるアタックへの反応や追走で脚はかなり厳しい状態だったが、なんとか3位に食い込めた。
なんだか久々に感じる表彰台。
シャンパンファイトも久々にやりました。
勝利の美酒とはいきませんでしたが、めっちゃ美味かったです。
フォンも1回目の周回賞を獲得し、チームから2人表彰台に立つことができました。
遠い広島の、更に離島まで応援に駆けつけてくださったブリッツェンサポーターの皆様に表彰台を見せられて良かったです。
今回は大会協賛の地元企業様からの副賞が豊富でした!
後日発送されるものがあるくらいたくさん!
美味しそうなお菓子も色々頂きました。
ありがとうございます!
船を待つ間、頂いた副賞の中の一つ、もみじ饅頭をスタッフの皆とシェア。
帰りの船は関係者やファンの皆さんでフル乗船。
船の車両甲板に座って海を渡るなんてなかなか無い新鮮な経験でした。
広島1日目が終了。
明日はクリテリウム。
灼熱のイメージが強い広島クリテリウムですが、今回は雨の中のレースになりそう。
安全第一ですが、攻めていきたいですね。
それではまた。