3日目。いなべステージ。
昨晩はコテージが揺れるくらい爆風が吹いていて、今日のレースが風で荒れるのでは無いかと不安だった。
今朝は雨まで降ってきて、一時はどうなるかと思ったが、スタートする頃には天候は回復し、風こそ強いものの晴れのレースとなった。
今日のステージは14.8kmの周回コース。
急勾配の上り区間、だら下り区間、だら上り区間で構成されているイメージ。
TOJの前半4ステージは久々なものだから、毎日、その日のステージの特徴や走り方を思い出しながら走る。
今日は谷さんの総合順位を落とすこと無く次へ繋げることが最重要任務。
レースが始まると、最初の急勾配までは早いペースで進んだが、その後割と早い段階で2人の逃げが容認されると、集団はマトリックスのコントロールで落ち着くことになる。
しかしこのコースは道幅の変化が激しく、落ち着いたペースであっても、常に位置取り争いが続く。
より良い位置に谷さんを置くべく、僕は常にチームメイトと共に前方に位置するようこころがけた。
しかし大集団の中で曲がりくねった道で位置取りをしていると、チームで固まって走るのも難しい。
なかなか思うように固まって走れない状況が続いた。
そんな中、狭い上りでの落車に谷さんが巻き込まれるシーンもあったが、後ろにいたチームメイトがサポートしてことなきを得た。
逃げとの差は最大で3分強まで広がった。
残り3周回辺りからペースが早くなって来たように感じた。あるいは疲労のためか…
リーダーチームを筆頭にペースが上がる中、僕はひたすらポジション取りに徹する。
晴飛もよく動いてくれていた。
最終周に入り、メイン集団に残れていたのは谷さんと僕の2人。
急勾配の上りで少し遅れを取ったが、下り区間と平坦区間でなんとか集団復帰。
谷さんと合流して、最後の位置取りへ。
残り1kmあたり、集団前方の良い位置に入れたが、後ろを見たら谷さんはいなかった。
僕にはそこからゴール争いする余裕は残って無かったので、ゆっくり後退しながら谷さんを見送るしかできなかった。
いい位置に送り込めていたら谷さんの一桁リザルトも見えただけに悔しい。
ひとまず総合タイムを大きく失うこと無くゴールできたのでひと安心。
今日はめっちゃキツかった。
いなべってこんなにキツかったっけ…
そういえば、過去に最後までメイン集団に残って完走した事がなかった気もする。
だからこそ知らなかったキツさなのかもしれない。
明日は今日よりかは上りは緩い…はず。
コースの上り区間が新しい道になったらしいが、これがどんなものなのか…
とにかく頑張りましょう。
それではまた。