オノデライダー戦記

ヴィクトワール広島所属プロロードレーサー小野寺玲のブログ。いつまでも自分らしく輝きたい僕の日常や活動を発信していきます。

最近のいろいろ

 

 

いつの間にか11月になってしまいました。

 

 

 

 

 

異例のオフシーズンインでペースが狂いましたが、今年のお太れは順調です。

 

ストレスやプレッシャーを感じずにトレーニングできる貴重な時間。

 

大切に過ごしたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

今日まで、ブログ記事にするほどのネタが無く、他のSNS投稿ばかりだったので、ハイライト的位置付けで更新してみました。

 

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クアリータ美容室で髪を切ってもらいました。

 

だいぶ間が空いて、モッサモサだったので、さっぱりしました。

僕にはロン毛は難しいと思いました。

 

 

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ミスドを沢山食べました。

 

もうすぐピカチュウが始まるので、それも楽しみです。

 

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カヌレを食べました。

 

独り暮らしを始めてから環境が整わず、なかなか自分で焼けないのでお店のものです。

 

とても美味しいです♪

 

 

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Photo:陣さん

 

レーニングがてら、紅葉を見たりしました。

 

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下の方はまだこれから色付きそうです。

 

 

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実は僕のシューズも紅葉のように…

綺麗な赤になりました。

 

限定色のSHIMANO S-PHYRE RC-9 です。

 

とても気に入っています。とても良い色ですよ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このほかに、今月は僕の人生の中でかなり上位のビッグイベントになりそうな予定もあるので、楽しみ半分不安半分です。

これについてはまたブログでお知らせしますね。

 

 

 

 

明日は久々のイベント出演です。

 

宮フェス

 

に出演しますよ!

 

短い時間ですが、参加される皆様、よろしくお願い致します♪

 

 

 

 

 

また頑張ってネタ集めします!

 

それではまた。

カルロス・サストレ流をモノにせよ!

 

久々に自転車ネタといきましょう。

 

スペイン滞在中、カルロス・サストレさんにフィッティングしてもらった話を詳しくしていなかったので、それに絡めたお話を。

 

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スペイン滞在中、入国から4日間ほどはアビラという街から約30km離れたエルバラコという町で過ごした。

 

そしてそのエルバラコで滞在していた宿のすぐ近くに、かの有名な08年ツール覇者であるカルロス・サストレさんの家があるとのことで、宿に激励を兼ねて顔を出してくれました。

 

その時の写真はLINEから保存し忘れて投稿できません…

 

僕は名前だけしか知らなくて、興奮していたのは同じ世代だった監督くらい。

 

僕はこの時、流石はスペインだな〜としか思っていませんでした。

 

 

その翌日、PCR検査の為にアビラに訪れた際、ちょうどこの街にカルロスさんがやってる店があるから顔を出していこうかという流れになり、彼の店にお邪魔した。

 

そしてサストレさんの案内で、今本業としているフィッティングを紹介したいと、2階に案内された。

 

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それがこの映画のセットのようなフィッティングルーム。

 

施設の存在感に圧倒されつつ、通訳を通してサストレさんの説明を聞く。

 

フムフムなるほど、なかなか興味深い。

 

サストレさんは選手引退後、約10年フィッティングに関して勉強し、今に至るという。

 

そしてここでは、8台の特殊なカメラを用いて身体の動きを解析し、それぞれの人に合ったバイクセッティングを提供するのだそうだ。

 

 

 

 

 

 

この話に興味を持ったのが、譲さんと僕。

監督にお願いして、翌日にフィッティングを受けられることになった。

 

ただし、カメラなどを用いたフルプログラムだと、一人につき1日を要するとのことで、スケジュールの都合上二人で受けるとショートプログラムでしかできないそうなので、そちらでお願いした。

 

残念ながら、最も興味深かったカメラでの解析はできないが、僕はフィッティングを受けた事が無かったので、そのフィッティングをツール覇者にしてもらえるという貴重な機会を逃すまいと、受けることにした。

 

 

 

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スペインの英雄に見つめられながら自転車を漕ぐという、なんとも不思議な時間だった。

 

彼に現状で乗っていて痛くなったり、不満だったりする点を聞かれ、僕は以下の内容を話した。

 

・長時間のレースでは肩凝りがひどい。

・長時間乗ると尿道へのストレスを感じる事がある。

・左大腿側面(腸脛靭帯)が良く張る。

 

といったもの。

 

まず初めにサストレさんはサドルとの相性を指摘し、坐骨幅を測定したところ、幅が合っていないとのこと。

 

僕がこの時使用していたのが、プロロゴのスクラッチM5で、幅が134のショートサドル。

 

サストレさん曰く、143くらいのサドルが合っているのだそうで、ショップにあった他メーカーのサドルに付け替えてテストする。

 

おぉ…たしかに座ってる感あるな…


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これに合わせ、サドル位置とクリートを再セッティング。

 

なんとサドルを1センチ近く上げられた!

 

そして、かなり深め(踵寄り)につけていたクリートを少し前に出した。

 

もっと足首に可動域が欲しいのだと言う。


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セッティングしてもらうのを眺める僕。

ツール覇者に触ってもらった僕のバイクは嬉しかっただろう。

 

それから、最も大きな変更になったのはハンドル周り。

 

僕のセッティングだと、肩が凝るのは当然だそうだ。

変に力んでしまうようなセットらしく、サストレさんにブラケット位置がかなり下げられた。

 

 

 

 

2時間ほどかけて出来上がったセットがこれ。

 

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日本に帰ってから作ってもらったセッティングシートを参考に組みなおしたものです。

 

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サドルは143mm幅のディメンションに変更。

以前試した事があったが、あまり好きになれず使っていなかったのだが、このセッティングだと妙に落ち着く。不思議なものだ。

 

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ブラケットはこんな感じに。

 

 

約2年前までは↓のようにトラディショナルハンドルを頑なに使用して、ブラケット位置をギャン!と上向きにするのがオノデライダー流だった。

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昨年の伊豆合宿の時に、今使用しているハンドルを試してみたことがあったが、どうも馴染め無くて、しばらくはトラディショナルハンドルに戻して走っていた。
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しかし、愛用のハンドルが廃盤になって入手が難しくなったのを理由に、イーストンのEA70にスイッチを決意。

 

ハンドルとステムは頑なにアルミ派なのだ。

 

 

去年の夏の広島のレースから本格使用し始め、割と早く馴染んだ。

 

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見にくいが、これがそのセッティングだ。

ブラケットはかなり上向き。

 

 

それをこう↓することにより、肩に余計な力みが無くなり、上半身はリラックスして乗れるようになった。

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最初はダンシングやコーナリングの際にすごく違和感を感じたが、1週間ほどで馴染んできた。

 

カルロス・サストレさん曰く、自転車は楽に美しく乗るのが理想なのだそう。

 

ストレス無く楽に乗るフォームを実現すれば、自ずとパフォーマンスは引き出されると言う。

 

たしかに頷けた。

 

実際、かなり大幅に変更したので、最初は違和感しかなかったが、馴染んでくると肩凝りもだいぶ改善されたし、脚が以前より大きく使えている感覚がある。

 

おまけに、今まであまり使えていなかった筋肉が積極的に稼働し、痛みを覚えたほどだ。

 

サストレさん曰く、この痛みは正しい身体の反応だそうで、これでしばらく乗り続けてモノにしたら、以前より確実にパフォーマンスは上がるそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィッティングを終え、このセッティングのままレースに臨みたいと話すと、フィッティング後からレースの日までのトレーニングスケジュールを作ってくれた。

 

 

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サストレさん直筆の僕用のスケジュール。レースの日にはこれで1位か2位だ!と書いてある。笑

 

 

これをこなして異常が無ければそのまま走ってOKだそうで、この日から毎日、サストレさんにレポートを提出する日々が続いた。

 

その度にアドバイスをくれていたので、安心してレースに臨む事ができました。

 

 

 

レース直前に思い切った判断だったが、これを機にセッティングを見つめ直す事ができた。

 

このオフ期間でモノにして、来シーズンに挑みたい。

 

 

 

 

 

 

 

アニメばっかり観たり、車いじりとかしてばかりだけれど、一応自転車選手だからね、こんなネタもありますよ、ハイ。

 

 

それではまた。

誕生日イヴではない。

 

 

昨日は弟の慶の20歳の誕生日ということで、実家で久々にお酒を飲んできました。

 

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乾杯のシャンパンを注ぐ弟。

 

 

 

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僕からはコロナビールの差し入れを。

ワイスピ好きの弟の為だ。僕がコロナが好きだということもあるが。

 

コレ、8本セットでバケツが付いてくるやつ。

一応、僕からの誕プレだ。去年は除湿剤を贈った兄である。

 

 

 

 

この日は焼肉。

もちろん家で。我が家が外で焼肉となるとコスパが悪すぎるのだ。

 

肉と酒。

 

久々のコンボに大満足でしたね。僕の誕生日じゃあないけれど。

 

 

 

 

 

実は昨日の弟の誕生日の前日にも実家に顔を出していて、なんでかってパエリアを作りに行っていた。

 

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前回のブログで書いたように、スペイン滞在中に、ザ・パエリア!なるものを食べられなかったのだ。

 

そこで、現地スーパーで仕入れた高級スパイス、サフランを使って、自分で作ったろ!ってなったから。

 

しかし、僕が現在独り暮らしをしている部屋はキッチンが狭く、大きな調理器具で美味しそうに作れそうになかった為、実家のスペースを借りたわけだ。

 

 

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スーパーで売ってたサフラン。多分日本でもカルディとか成城石井とかで手に入るのでは。

 

しかし今回作るにあたり、魚介類を買い集めるのに苦労した。

特にムール貝が無くてね。

偶然、冷食コーナーを見ているときに、フライパンで簡単調理〜みたいなパッケージの中にムール貝を発見!

セットになっていた他の食材には申し訳なかったが、ムール貝だけ使わせてもらうことにした。

 

 

 

 

 

初めて作ったパエリアの味は上出来。

家族からも好評だったようだ。

 

この日、今日僕がパエリア作るよ!というと、え、誕生日イヴ?などと訳分からんことを言っていたのは弟の慶だ。

そんなもの聞いた事がない。

 

 

 

 

 

ホットプレートで作るパエリアを食べていて、僕はどこか懐かしさを感じた。

 

なんでも僕がまだ幼い頃、祖母はよく海外を旅しており、スペイン帰りに僕と同じように現地のレシピとサフランを持ち帰り、ホットプレートで作ってくれたことがあった。

 

それがなかなか美味で、思い出に残る味だったのだ。

 

また作って〜とねだった記憶がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふぅ。

 

なんだかまだオフらしくない気候なもんで、調子が狂ってしまいます。

 

いつもならこの時期は、ジャパンカップが終わり、最後の沖縄に向けて増田塾に励んでいる頃だというのに。

 

沖縄行きたかったナ〜。

 

 

 

 

 

 

それではまた。

ビエン?ぴえん。

 

 

結局、本場バスク地方バスクチーズケーキを食べるという目標は達成できなかったわけだが、レース後にはそれなりに甘い物などを食べる事ができた。

 

今日はそのネタを投下。

ネタは鮮度が大切。

 

 

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レース後の夕食はバスク料理のコースをいただいた。

 

料理の写真はうっかり撮り忘れてしまったが、乾杯のシャンパンと、デザート二発目のレモンケーキは撮ってあった。

 

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二発目というのには理由があって、最初、コースで出されたデザートがガトーショコラのようなもので、確かに美味しかったのだが、やはりチーズケーキが食べたい僕は、チーズケーキが無いか尋ねてみた。

 

 

「あーチーズケーキないねー」

 

だってさ。

 

「あ、でもオヌヌメのレモンケーキなら出せるよ!」

 

と言うので、じゃあそれください!

 

と頼んだのだ。

 

もちろん、これも美味であった。

 

 

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食後、レストラン隣のバールでチームメイト達と軽く飲み直した。

 

オヌヌメのビール下さい。

 

といって出てきたのがこれ。

すごくフルーティで美味しかった!

 

 

 

 

 

 

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翌日。バスクからマドリードまでの陸路移動。

4時間の鮨詰め車移動はしんどかった…

 

途中の町で昼食。

 

初めてうさぎさんのお肉を食べた。

 

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心がぴょんぴょんするんじゃ〜(テンプレ)

とはいかないが、どれ、食べてみよう。

 

おぉ、想像より美味い。

もっと雑味があるものかと思ったが、意外とタンパクな味で肉肉しい!

そして罪悪感なくポテトが食べられる幸せよ。

 

 

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もちろんここでもデザートは欠かさない。

自家製プリンだろうか、ハード食感でとても好み!

適度な甘みとカラメルソースが相性バツグン!

 

 

 

マドリードについてから、みんなで少し街を歩いた際、チュロス屋を見つけたのでみんなで食べた。

 

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僕はチョコ味。

増田さんが買ったプレーンも分けてもらった。

美味い。

 

こちらではチュロスは日常的に食べられているようで、朝とかにチョコドリンクとかに浸して食べたりするんだとか。

 

 

 

 

 

 

 

この日の夜には、ホテルでパエリアを予約してあると言われ、ワクワクして夕食へ。

 

想像してたのはまさに↓こんな感じのパエリア。

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だが、出てきたのは小皿に盛られたリゾット。

 

 

写真は撮ったが、あまりの衝撃にちゃんと保存されていなかったらしい。

 

パエリア風リゾットというのが正解か、見た目はリゾットそのもので、海鮮などもほとんど見当たらない。

 

いや、これはこれでとても美味しかったのだが、違うそうじゃない感がすごかった。

 

 

レストランを出る時、受付のお姉さんに、

 

Bien?(ビエン:良かった?というニュアンスだろう)

 

と尋ねられたが、僕の気持ちは

 

ぴえん

 

だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、こんな感じで、オフとしては短い滞在期間でも、それなりに色々食べられた。

 

コロナ禍ということもあり、あまり楽しめなかったのが残念なところ。

 

 

 

 

 

そうそう、帰ってきてポケモンパン食べたんだ。

 

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ピカチュウ

 

日本は菓子パンの宝庫だ。

 

 

 

 

 

 

 

サフラン買ってきたし、パエリア自分で作ったろ。

 

 

それではまた。

梅干しとレモンと運命のチケット

 

こんばんは。

 

久々の時差ボケに悩まされています。

変な時間にお腹空いたり、眠くなったり…

 

今日は眠くない時間でアニメ三昧です。

見たかった最新アニメ見れて感激です♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨夜は日付が変わる頃に家に帰ってきた。

 

飛行機は17時30分には成田に降り立っていたのだが、降りてすぐに試練が待ち受けていた。

 

抗体検査

だ。

 

コロナウイルスが感染拡大している地域から帰るわけだ、持ち帰ってしまってないか、発症していないか確認する必要がある。

 

成田に降りた国際線利用者は無差別にこの検査を受けることになる。そうでないと空港から出られない。

 

 

 

 

飛行機を降りてすぐに、通路に並べられたパイプ椅子に乗客は座らされる。

 

僕らがそこへ着く頃には、既に別の便で降り立った人達が座っており、検査が進んでいる様子はない。

 

検疫官に所要時間を尋ねると、ここから動くのに2時間くらいかかるとのこと。

 

日本についてすぐにペラペラのパイプ椅子に長時間座らされるとは。

こんなことなら機内にいたかった…

 

 

空腹と、眠気と、お尻の痛さと戦う事、2時間弱。

 

ようやく、列が動き始めた。

 

ここから機内で記入した用紙を提出し、検査キットを受け取り、自ら唾液を採取する。

 

仕切りに遮られた採取スペースに入ると、正面の壁に、フォトジェニックに撮影された梅干しレモンの写真が貼られており、その下には「酸っぱいものを想像してください」と。

 

ちょっとシュールで笑った。

写真を撮りたかったが検査所内は撮影禁止とのことでした。

 

 

幸いにも空腹だった僕は、食べたいものを想像したら、目の前にある梅干しとレモンに頼らずとも唾液は規定量出す事ができた。

 

ちなみに、ここで唾液を出せないと鼻綿棒の刑に処される。監督は出なかったらしい。

 

 

 

検査キットを検疫官に戻し、ここから再び待機席へ。

 

今度は質問表の提出をして、検査結果を待つ別の待機所へ案内される。

 

ここでもまた、2時間弱待たされていた。

ここの席はクッションが厚めでパイプ椅子よりはマシだった。

 

この間、国外にいた間に見れなかったアニメの最新話を2作品ほど楽しんだ。

 

ようやく、アナウンスで自分の番号が呼ばれ、運命の検査結果発表。

 

ドキドキ…

 

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バーン!

 

手渡されたのはピンクっぽいチケット。

 

こ、これは…?

 

「はい、陰性でした〜」

 

 

どうやらチケットは2色あるらしく、この色は陰性の証明のようだ?

 

このチケットを受け取って、ようやく入国審査を通過。

 

預け荷物に出会えたのは、飛行機を降りてから4時間弱経った頃のことだった。

 

 

無事に全員陰性で空港を出る。

 

 

 

 

ここからはチームスタッフのお迎えの車に乗り込み、宇都宮へ。

 

みんな夕飯がまだだったので、空港のコンビニで空腹を満たす。

もう他の店はやってなかったのだ。

 

 

 

それでも久々の日本のコンビニのクオリティに感動する一同。

 

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ここで僕は、本場バスクで食べることのできなかったバスクチーズケーキを買って食べた。

 

美味しいから憎めない。

 

ただ、少し悔しい気持ちになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

それではまた。

 

お、いい時間で眠くなってきた…

 

Gracias españa!

 

 

マドリード〜ドーハの飛行機の中でブログを書いています。

 

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あっという間に帰路についている気がする今回の遠征。

 

 

レースの写真などは手元にないのでレポートブログにしては華が無いけれど、一応その位置付けです。

 

まぁ、レポートといっても、そうとも言えないくらいに何もしていない。

 

増田さんが自分自身の力で掴み取った今回の20位という結果。

そしてUCIポイント獲得ならびにオリンピック選考ポイント獲得による選考順位逆転。

 

これが今回の全てであり、僕は何もしていない。

 

 

共にスタートラインに立っただけだ。

 

上りで展開に乗れたのはチームから増田さんただ一人。

 

雨で寒いという条件もあり、海外チームも遅れたら早々にレースを辞める人が多かった今回。

序盤からもう勝負は決していたのだ。

 

 

増田さんに学ぶ、不屈の精神。

 

どんなプレッシャー下においてもパフォーマンスを発揮する真のプロフェショナル。

 

 

 

カッコいい。

 

 

 

今こうしてブログを書いている僕の前の席に座るのが増田さんだ。

 

席の上部からわずかに見える増田さんの髪の毛を見ながら、僕は改めて彼をリスペクトしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目立った仕事も、完走も出来ずに帰路についている僕は不完全燃焼な気分だ。

 

シーズン最後のレースだったというのに。

 

しかしもう今年はレースは無い。

異例の例年より早いオフシーズンの到来だ。

 

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機内ではワインを頂いている。

 

行きの飛行機で隣の席のおじさんがひたすらワインを飲んでいたのが羨ましかった。

 

僕だって飲んでやるさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少しだけレースの日の話をしよう。

 

 

 

 

結果だけ言えば僕はレースが出来なかった。

 

早々にみんなして上りで置いていかれ、平坦区間で追いつく可能性に賭けて、数十人の追走集団を引きまくったが、追いつくことはなかった。

引き倒して脚が売り切れた僕は次の上りで完全にレースから遅れた。

 

 

それから一人でチームスタッフのいる場所を探して走った。

 

しかし僕の勘違いで居ると思っていた場所にはスタッフがいない…。

 

冷たい雨の降る中、一人立ち尽くしていた。

 

やがて、陣さんもやってきて、でもどうすることもできずに二人で立ち尽くす。

 

 

 

 

上り区間の頂上付近。

 

ちらほらと応援に駆けつけた現地の人がいる中、レースを走っていた僕らはその影に隠れ、二人して冷たい雨に濡れながら震えて待っていた。

 

 

 

しばらくすると、そんな惨めな僕らを見つけた人が、傘を差し出してくれた。

 

お礼の言葉はグラシァスしか知らない。

ただただ、グラシァスだった。

 

良心的な笑顔で気にするな、と言わんばかりの態度で傘を預けてくれました。

 

 

すると今度は別の方が、温かいお茶の入ったボトルを渡してくれた。

 

その人も寒いだろうに、気にせず飲んでくれと差し出してくれたのだ。

 

グラシァス…凍えた身体に染みる…

 

 

 

傘と飲み物を頂いて、濡れたベンチに座っていると、今度は自分の車のリアハッチを開けて、そこに座れと案内してくれる人が。

 

雨に打たれずに済む上に、そこでコーヒーとパンとキッシュのような料理を差し出してくれた。

 

美味しい…涙が出そうだった。

 

 

 

しかし、濡れた身体で外にいることに変わりはなく、寒さで身体の震えが止まらない。

 

すると、レースコース沿道の家の人が暖かいジャケットを持ってきてくれた。

 

更にはそのままうちに上がっていいよと、家まで案内してくれた。

 

陣さんと二人で自転車も中に入れさせてもらい、雨風をしのげるガレージスペースでお菓子と温かい飲み物をいただいた。

 

 

 

 

見ず知らずの、レースを降りた外国人選手にここまでしてくれるのだ。

 

なんて温かい人たちなんだろう。

 

感謝の気持ちでいっぱいだった。

家の人は少し英語に理解のある方だったので、カタコトの英語で感謝の気持ちを伝えた。

 

 

結局、そこにチームの補給スタッフが現れる事が無く、僕らは自走でゴール地点まで向かわなければならなくなった。

 

ゴール地点まで運んであげるとまで言い始めた人もいたが、流石に申し訳なかったのでそればかりはお断りした。

 

 

近所のみんなに見送られて、陣さんと僕はゴールへ向かったのだった。

 

 

 

 

Muchas gracias!

 

 

日本語的発音するとメチャスグラシァス。

最初は「めっちゃぐらしゃす」に聞こえた。

 

 

本当にありがとう!!

 

 

 

 

 

もし、今度また行く事があれば、日本の土産を沢山持ってお礼に行きたい。

 

 

レースでは自分の力の無さにがっかりし、意気消沈してレースを降りたが、スペインの人たちの優しさに心温まる思いをした一日でした。

 

 

 

前にスペインに来た時も、ヨーロッパ圏では一番人当たりが良くて優しいなと感じていましたが、今回の遠征で確信が持てました。

 

スペイン人はあったかい。

 

チームに協力してくれた現地スタッフのリカルドさん、ナバスさん、バルバスさんもとても協力的で真面目で、良い方々でした。

 

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そして僕のバイクフィッティングをしてくれたカルロス・サストレさんも、レースまでのトレーニングの面倒を見て下さり、毎日アドバイスのメッセージをくれたりと、とても親身になってくれました。

 

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今回の遠征に関わってくれた全てのスペインの人達に、心から感謝です!

 

 

 

 

 

良い人たちに恵まれたこのスペイン遠征も終わり、僕らはスペインを去りました。

 

ここからは過酷な移動。

 

今は7時間弱の飛行機の最中。

 

ドーハでトランジットした後、成田へ向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

ただ一つ。

 

心配なのはウイルスを持ち帰っていないかどうか。

 

成田での抗体検査を経て、2週間の自主隔離。

 

 

ちょっと心配です。

 

でも僕は元気です。

 

 

 

 

 

 

それではまた。

最新アニメが観たい!

 

今日は日本ではロードレースシーズン最終戦が行われましたね。

 

またグンサイをアホみたいにグルグル回る180kmで。

精神的にキツい。

 

僕らがスペインへ来ていることで、日本に残ったチームメイトには苦しい戦いが強いられてしまいました。

 

そして残念ながら最後の最後で総合まで逆転される結果となりました…

 

 

 

 

 

 

 

解せぬ。

 

なんでこんなレースが少ない異例のシーズン最終戦に偏ったポイント配点のままにしたのか…

 

負け惜しみにしかならないかもしれないが、これじゃあまるでクイズ番組か何かの最後の問題に付く一発逆転ボーナスポイントみたいじゃあないか。

 

 

 

 

…まぁ愚痴はこの辺にしよう。

せっかくならチーム総合獲りたかったんだ…

 

 

 

 

 

 

 

さて。

 

 

 

いよいよシーズン最後のレースが明日に迫っているわけですが、僕は落ち着かない気持ちなのです。

 

なんでかって、

 

 

 

 

日本では秋アニメが始まっている!からである!!

 

 

そう、海外にいると契約している配信サイトでも規制が入って観ることができないのだ。

 

今期は楽しみにしていた作品が盛り沢山だというのに、それがお預け状態なのだ。

 

SNSなどでは最新話の告知や感想などが飛び交っており、余計にソワソワさせる。

 

 

帰ったら自主隔離という試練があるので、その際にゆっくり観るとしよう…

 

だかしかし、気になるっ!!

 

 

 

 

アニソン聴いて我慢しよ。

 

 

 

 

 

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あぁ、そろそろマッカンが飲みたいぞ。

 

 

 

 

 

それではまた。