本日のTOJ第1ステージは、FISCO西ゲートをスタートし、東京五輪ITTコースを4周回した後にふじあざみラインで富士山五号目まで駆け上がる78.8km。
僕としてはいらんことしやがって…
って感じなんですが、そういうコースなんです。
今日は完全に増田さんの為の走りをチームとして徹底。
僕は前半お仕事組だ。
スタート直後から周回中に設けられたスプリントポイントを狙う逃げが6人飛び出す。
上りまで逃すと危険な逃げでは無かったが、我々はコントロールに率先して入り、僕と小嶋の2人でペースメイク。
逃げとの差をコントロールする他に、他チームを地味に消耗させたいという意図もある。
差を1分前後でコントロールし、周回を消化していく。2周目以降、チーム右京の横塚選手も加わり、3人でペースメイク。
4周回を終えると逃げは吸収。しかしここでペースを緩めると良くないので、富士山へ向かう道中は同じ意図の横塚選手と共にペースアップをしながら集団を牽引。
麓に着く頃になるとチーム右京を筆頭に各チームが集団前方を陣取りにきたが、僕もできる限り長く先頭付近のポジションをキープ。
すでにチームメイト2人が遅れ、プラン通りとはいかない状況だったが故、できる限り長く仕事をしなきゃという心境だった。
西村さんと増田さんを引き連れあざみラインへ。
集団は一つ。
直線的な坂を上って行く。
そして僕の脚が突然つった。
オイオイまたかよ、と思ったが、今日の脚はまぁまぁグッジョブだったと思う。
ここで集団からドロップ。
二人に後を任せる形になり、その背中を見送った。
遅れていく際、他のチームの数名の選手からもグッジョブと言ってもらい、なんだかこのまま成仏出来そうな気分だったのは確かだ。
その後からが辛かった。
つった脚をなんとか誤魔化しながら走り、この先に果てしなく続く長いヒルクライムを耐えなければならないという絶望感と1人闘った。
絶望と闘いながら、されど歩みは止めず、それこそ這い上がるように富士の坂を上った。
何故こんなことをしなきゃならない…
とか思ったりしながら。
おまけに最後のゴールレイアウトまで変えやがって。
キツいじゃあないか。
この表情がそれを物語っている。
ゴールすると増田塾長の優勝の知らせを聞いた。
塾長、マジかっけぇっす。
レース後、塾長に今日の働きを褒めて頂き、僕の働きが少なからず勝利に貢献できたのだと思うと、アシスト選手として報われた気持ちになりました。
さて。
僕の脚はそれは見事にボロボロなのですが。
明日が一番ハードなステージになりそうです。
リーダーチームとして走るステージ。
そして明日は暑いらしい。
もうこうなったら明日で僕の全てが砕け散っても良いくらいの覚悟で挑もうと思います。
それが僕のオシゴト。
明日も頑張るぞい。
それではまた。