全日本から一夜明け…
身体のあちこちが痛くなっていることに少し憂鬱になりながらも、ご褒美…ではなく慰めのミスドと少々のジャンキー飯を食べて気持ちと身体を立て直しています。
3倍辛いのかと思ったらゲルググは見た目より優しい味でした。
さて。今回広島で開催された全日本選手権はロードレースのみの出走。
なぜTTを走らないのだろうと思った方もいるかと思いますが、これについては、前回の全日本で同じコースを走った際、自分には不向きだと悟ったから…というより前向きに挑むことができそうに無かったのでエントリーしませんでした。
こんなコースでTTやりたくなかった。
いや、純粋に逃げただけかもしれない…
初のロードのみのエントリーで挑んだ全日本。
TTが無い分、ゆっくり目に現地入りをして、リラックスした状態で当日に備えることができました。
羽田で飲んだずんだシェイク。大好物です。
飛行機は国内線くらいのフライト時間なら窓側派です。
TTの日に広島入り。
この日と、翌日は調整ライド。
現地入りしたその日はなんてこと無かったのですが、翌日の調整ライドの際、身体に異変がありました。
急に右膝裏に痛みが発生し、ペダリングの度にかなりの痛みが走るようになってしまいました。
マッサーやドクターに相談して、極力痛みを和らげるような努力をしましたが、当日の朝も変わらず痛みは残っており、痛み止めを服用しての出走でした。
当日の朝はそんな自分の脚に不安を感じながらだったので、シェリルの歌を聴いていたのに浮かない顔をしていました…
しかし会場にはブリッツェンの応援に沢山の方が駆けつけてくれていて、その応援に気持ちが駆り立てられました。
レースは距離の長い全日本特有の展開。
前半は緩めのペースで入る。
今回序盤の逃げの決定打が無かったのがいつもと少し違っていたところか。
暑かったからかな…
途中、キナンなどが組織的にペースアップをするシーンもあった。
枚数の多さと脚が揃ったメンバーを活かした戦略のように見えた。
しかしレースは大きくは動かないまま中盤へ。
主要選手の睨み合いのような感じで静かに展開していく…。
終盤に差し掛かろうとするところで逃げの動きがあり、すかさずそれに飛び乗ったアベタカさんが、終盤まで逃げ続ける展開に。
このおかげで集団内の増田さんと宮崎くんと僕は落ち着いて終盤に備えることができた。
逃げが先行している間にも、新城幸也選手を筆頭にアタックが相次いでいた。
上手く立ち回りながらチェックを繰り返す。
膝裏の痛みこそ消えなかったが、意外と走れていて、好感触ではあった。
終盤になる頃にはブリッツェンは増田さん、アベタカさん、僕の3人しか残っておらず、手数を活かした戦略が困難になっていた為、アベタカさんの逃げには助けられた。
いよいよレースが最終局面へ向けて動き出すラスト3周になる頃、僕のすぐ目の前で落車が発生し、それに巻き込まれる形で転倒。
バイクはブラケットが曲がる程度で軽傷だったものの、身体へのダメージは思ったよりあったらしく、痛くてすぐには走り出せなかった。
なんとか走り出してみるも、既に先頭集団からは離されいて、合流できたグループは既に追うのを諦めてレースを終えた選手ばかり。
ラスト2周までは踏んだが、1人ではどうすることもできず、グルペットで協調しながらゴールを目指すだけになってしまった。
落車のダメージも少しずつ痛みが増してきて、ラスト1周になる頃にはもう力が入らなくなってしまっていた。
前から遅れてきたアベタカさんが、自分も辛いであろうにも関わらず、上りで失速した僕の背中を押してくださった。
ほぼ最下位でのフィニッシュ。
感触は悪く無かっただけに、勝負できたかもしれないと思うと悔しかった。
このコースではついてないことが多いな…
嫌ってるせいで良いことが起こらないのかもしれない…反省。
全日本ってレースは強いだけでも勝てなかったり、時には強運も味方につけないと勝負できなかったりするもの。
今までの僕なら、そもそも勝負の土俵にすら立てない選手だったが、ここ最近ようやく希望が見えてきたようにも思う。
同世代の選手たちが活躍しているので負けてはいられないな。
ともあれ、終始沢山の応援の中で走れたことはとても嬉しかったです!
暑い中、長時間の応援ありがとうございました!
せっかくなら活躍するシーンをお見せしたかったところではありますが、レースである以上何が起こるか分からないですからね。
引き続き応援よろしくお願いします!
ひとまず僕は怪我の回復最優先でいきます。
急に発生した膝裏の痛みもなんとかしないとなりませんし…
今週末のバンクリーグでは走れるくらいにはしたいな…
それではまた。