オノデライダー戦記

ヴィクトワール広島所属プロロードレーサー小野寺玲のブログ。いつまでも自分らしく輝きたい僕の日常や活動を発信していきます。

灼熱のサーキットバトル

 

シマノ鈴鹿ロード

 

 

初日はTTT。

2日目の今日はロードレースクラシック。

 

 

今日も朝から気温がぐんぐん上がり、会場入りした時にはテント内の温度計は40度に迫っていた。

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シマノ鈴鹿ロードには沢山の企業ブースが出展しています。

 

今日の午前中はチームメイトと共に、お世話になっているチーム関連のサプライヤー、スポンサー様にご挨拶巡りをしました。


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この大会の主催者でもありますシマノ様。


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変速システム、ホイール、シューズ、ヘルメット、ハンドル等、レースに必要なアイテムの大半をサポート頂いています。


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グリコ・パワープロダクション

コンディショニングに必要なサプリメント類をサポート頂いています。


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BOA

今となってはメジャーとなったシューズのダイアルシステムです。


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パナレーサー

レーニングやレースシーンで欠かせないタイヤをサポート頂いています。


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wahoo

サイクルコンピュータ、スマートトレーナーをサポート頂いています。

 

 

 

一通りご挨拶を終えて、レースまではまだ時間があるのですが、室内に控え室があるわけでも無く、ただひたすらに暑いテント内で過ごすしか無く。

 

 

あまりの暑さに涼を求めてさまよう。

 

飲食店の出店でかき氷を手に入れ、頬張る僕。


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アイスクリームをトッピングしちゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

午後になり、軽くサーキット外にサイクリングに出かけて身体にスイッチを入れ、いよいよ迎えたレース本番。

 

招待チームは呼び込みと共にチームごとに入場。

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5.8kmを10周回する60km以内のショートレース。


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プロアマ混合の大集団はこうしてみると大迫力だ。

 

 

 

 

大体が大集団スプリントになるこのレースだが、稀に逃げ切りの展開もあったりする。

 

今回与えられたオーダーは集団スプリントだったが、レース中盤にチームメイトが乗っていない危険な匂いがする逃げが決まった時、展開をリセットする目的の他に、ワンチャンスあると思った僕は脚を使って単独ブリッジをして逃げ集団にジョイン。


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チーム右京が複数人乗せていて、数的には不利な逃げ集団だったが、展開によってはチャンスもあると考えた。

 

しかしこの逃げはまもなく吸収され、レースは振り出しに戻る。

 

戻せたのは良いが自分自身をかなり消耗させてしまった。

 

このレースの難しいところは、まず暑さのせいで回復ができないこと。

そして終始ハイスピードなので、逃げから集団に戻った後になかなか落ち着けない。


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一度トライするとそれだけリスクを伴うことになるのがこのレースの難しいところでもある。


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再び決まった逃げにはアベタカさんと晴飛が乗った。

決まるかと思ったが、メイン集団では逃げていないチームが猛追を開始。


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大半の逃げはラスト一周までに吸収し、残るはチーム右京の岡選手のみが単独で逃げ続ける展開に。

 

最後のホームストレートで集団は一つになり、そこからスプリントバトル開始。

 

僕はフォンの後ろを外さずにトレインバトルを掻い潜り、良い位置でスプリントを開始できた。


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超ワイドなスプリントバトル。

脚はかなりキていたが、最後までもがく。


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力負けして4位。

 

この悔しい位置が今年は多い…。

 

 


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レース後はただひたすらに暑くて。

水風呂にダイブしたいとずっと思ってた。

 

 

 

 

 


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偶然にもほぼ同世代が並んだ表彰台。

これまで数々のスプリントシーンを共に戦ってきた選手達だ。

 

今勢いがあるのがちょうどこれくらいの年代の選手達なのかもしれませんね。


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ワイワイ楽しい表彰でした。

 

 

 

 


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鈴鹿サーキットを後にして、近くの温泉施設で汗を流し、そのまま夕食を。

 

暑いレースの後のラーメンは染みるんですわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

灼熱のシマノ鈴鹿ロードが終わったということはもうすぐ8月も終わる。

 

やっと夏の出口が見えてくる頃だが、まだまだ暑い日は続きそうだ。

 

なんとか耐え切ってハードな後半戦に挑んでいきます。

 

 

 

二日間、沢山の応援ありがとうございました!

活動エリアが西側で普段会えない方や、初めてお会いできた方など、声をかけていただけて嬉しかったです!

遠方から応援に駆けつけてくださった方も!

 

暑い中ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

 

さて。我々は6時間の帰路の途中。

安全運転で行きましょう。

 

 

 

それではまた。