長らくレースが無い期間が続き、暑さの中コンディションを整えることに集中していました。
この暑いシーズンは僕にとっては耐え時。
無理して上げようとせずに維持に徹するのが、ここ数年過ごしてベストだと感じている。
このとんでもなく暑い時期に上げられる人は超人か何かですか。
とにかく暑いこの時期に、日陰の無い灼熱の鈴鹿サーキットを走るという何とも過酷なサイクルイベントだが、毎年沢山のサイクリストがガチバトルをしに集うのだ。
そんな真夏の一大イベントとして名が知れているこのイベントには毎年招待頂いており、レースの無いこの時期に貴重なレーススケジュールとなっています。
行きの車は前回の広島遠征時と同じ組み合わせ。
アベタカさんのご実家から送ってもらったというメロンを頂く。
美味い!
僕は昨晩焼いたカヌレドオノデラを持参し、みんなに食べてもらいました。
久々に焼いたカヌレですが、割と綺麗に焼けて満足でした。
昼過ぎに鈴鹿サーキットに到着。
灼熱。
まぁ知っていたけどね。
TT用のワンピースは空気抵抗を減らす為にかなりタイトに作られており、汗ばんだ身体では着るのもひと苦労なのだ。
6時間以上の長い移動の直後のレースだったので、なるべく早く支度を済ませてアップを開始した。
でも暑すぎて汗が噴き出てきて、レース前に脱水になりそうなくらいだった…
初日のメインレースであるTTT(チームタイムトライアル)は、1チーム4人で出走し、サーキットを4周回する。
チーム内で3人目の選手がゴールした時点でのタイムが計測される。
昨年はライバルチームが少ない中、コースレコードを樹立して堂々の優勝を飾ったレースだが、今年はメンバーが半分入れ替わり、アベタカさんと僕以外は鈴鹿サーキット未経験の谷さんと晴飛という編成。
直前に4人で隊列の順序やTTTのローテの練習を1日だけ行っただけの即席チーム。
昨年と比べるとやや不安もあったが、それぞれ力はある選手達なので、いい線行くだろうとは思っていた。
谷キャプを先頭にスタート。
1周目から勢いよく突っ込んでいく。
後でアベタカさんがその勢いにやや心配していたようだが、結果としてはこれで良かったのだろう。
僕も昨年の走りを思い出しながらペースメイクをしていく。
TTTは1人の能力がずば抜けているだけではタイムは出せない難しい種目。
4人それぞれが息を合わせてロスなく綺麗に走ることが求められる。
僕も終始他の3人の様子を伺いながら踏み方やライン取りを意識的に走った。
このレースの難しい点として、10秒間隔で複数のチームが出走することが挙げられる。
しかもプロアマ混合なので、その走り方やスピードにも差がある。
今年は昨年に増して参加チームも多かったようで、コース上は常にトレインがいる状態。
上手く抜き交わしながらペースを保っていく必要がある。
とにかく暑かった。
通気性の悪いエアロヘルメットで、常に高い出力を維持するTTは暑いと過酷さが増す。
汗でバイザーが濡れて視界不良になるくらいには。
ラスト一周になると序盤からハイペースで入ったダメージが各選手に見られ(当然ながら僕も)、ペースやラインが乱れそうになったが、ここは落ち着いてペースを維持することに専念。
どうしても前に見えるトレインを抜こうとすると力んでしまいそうになるが、慌てず落ち着いてペースを保つ。
最終周では4チームくらいがごっちゃになりながらダンロップからの下りを走り、かなりカオスな状態だった。
それはまるでお盆で混雑する高速道のような…
少し詰まったせいでタイムが落ちていないか心配だったが、最後はしっかり3人を残してゴールに辿り着いた。
この時点で当然リザルトは確定しておらず、僕らが暫定何位でゴールしたかも分からない。
レース後にピットに戻り、スタッフから結果を聞いて初めて勝ったことを確信できた。
大会2連覇達成!
またシマノブルーの優勝ジャージに袖を通すことができました。
実のところ、シマノ鈴鹿ロードではこのTTTが僕の中では大本命であり、このレースにかける思いはかなり強かったんです。
TTTはこのレースが国内唯一ですしね。
僕はこれまでTTTが速いチームに恵まれていて、これまでに出たTTTでは表彰台を逃したことが無かったと思う。
TTTはカッコいいし、1番大好きな種目でもあるので、こうしてまたチームメイトと共に勝利を挙げられたことがとても嬉しい!
昨年叩き出したコースレコードには及ばないが、ブリッツェンのTTTの強さをアピールできたと思います。
今日の夕飯はご当地B級グルメを。
亀山味噌焼きうどん定食!
うえだ食堂といういかにも昔ながらの食堂!という店を見つけてみんなで入りました。
これもなかなか美味!汗をかきまくった後にしょっぱいメニューは美味いものです。
明日はロードレース。
昨年初優勝をしたレースでもあります。
今年も頑張りますよ。
めっちゃ暑そうですが。
それではまた。