Tour of Binzhou 第1ステージ。
どフラットの113kmのレース。
ちゃっかりクリテリウムとついてるくらい。
スタートして小周回を10周回した後、再びスタート地点のある大周回コースに戻るレイアウト。
ゴール前3km地点に山岳ポイントと言って良いのか、設定する意味があるのか分からない山岳ポイントが一つある。
今日は大周回スプリントになることが予想された為、場馴れしているフォンをゴールを狙うエースと設定し、僕はざっくり言うとその発射台を担うことになっていた。
食欲のわかない朝食を済ませた後は、今日のレーススタートが13時ということもあり、朝食後はのんびり。
ルームメイトのアベタカさんとあれやこれや話しながら過ごした。
大会からレンタルされるチームカーは、現地のレンタカーをかき集めたようで、各チーム車種はバラバラ。
我々はスコダのSUV。スポーティな佇まいだ。
スタート&フィニッシュ地点のある会場はホテルから自転車で5分くらいで着く。
会場につくと、思いの外華やかに準備されていて、チームテントもこのようにしっかり用意されていた。
現地の学生さんが英語で案内してくれたりと、ホテルにいるときより安心感がある。
スタート前には各チームの紹介が行われた。
地元チームは時間をかけて紹介されるが、我々の扱いは非常に簡素。
ステージに上がって手を振ってくださいね〜と言われた後は、はいもう降りていいよ〜と退場を促される。
わずか一分足らずの紹介だ。
レースが始まるとハイスピードのアタック合戦が続いた。
フラットコースということもあり、かなり速いスピードで展開しており、逃げを決めるのも難しいのでは?と思うくらい。
僕はアタックには反応せず、最後に一仕事控えているわけだし、落ち着いて安全に集団にいればいいやと思って走っていた。
そんな中、2周目を過ぎた後くらいのなんだか決まりそうな雰囲気のあるアタックに反応。
意外と良いメンツが揃っていたようで、差が少し開く。
そこから更に二段階でアタックがかかり、それが決定打になった。
個人的には乗る予定でもなかった逃げに乗ってしまい、どうしたものかと思いつつ、人数が多くて上手く強調体制がとれない逃げでローテーションを続けた。
しばらくするとローテーションはほぼ全員が回りはじめたが、コーナーが下手な選手や走り方が良くわからない選手もいたりしてあまり綺麗なローテとは言えなかった。
メイン集団とは1分前後の差を保った。
最初のスプリントポイントを前に、やはりローテは一旦崩壊し、アタックなどの駆け引きが始まる。
逃げに乗ったらスプリントポイントは狙いに行ってボーナスタイムを獲得するように言われてはいたので、ここはしっかり狙うことにする。
今までの僕なら逃げに乗っただけで満足して、最後まで生き残ることに重きを置いてスプリントポイントなど見向きもしなかったのに。
柄にもないことをするもんだと自分でも思った。
複数枚いるチームがアグレッシブに攻撃を仕掛ける中、何とか上手く立ち回ってスプリント勝負に挑む。
まずは3位通過(多分)
何とかポイントは取れた。
再びローテが再開され、逃げの旅は続く。
逃げの経験は少ないものの、割と上手く立ち回れているようには思えた。
一周あけて、2度目のスプリントポイント。
1度目と同じように牽制が入ってからのスプリント勝負。
さっき1着だった選手がスプリントが強いとみて、この選手をマークして挑む。
この賭けが当たり、その選手の後ろで2着。
上出来だろう。
またローテが再開される。
一部の選手に疲労が見え始め、ローテの回り方も少し荒れてきた。
しかし集団に捕まること無く、最後のスプリントポイントへ。
アタック合戦の反応にはかなり消耗したが、これも無難に2着通過した。
毎回ポイント圏内に入れただけヨシとしよう。
そこからは、集団との差が少なくなっていることもあり、ローテは無くアタックの応戦になった。
3人が飛び出す形になったが、次の周には全員吸収され、ファイナルラップに集団は一つになった。
消耗していたが、自チームのトレインに入り、最後のアシスト体勢に備える。
集団内は常にナーバスになっており、途中何度か落車の音が後ろから聞こえた。
アベタカさん、谷さん、僕、フォンの順で並んで山岳ポイントへ。
アベタカさんが1人牽きで橋の手前まで先頭をキープ。
山岳ポイントを前に谷さんがアタックするが、僅差で刺されて山岳ポイント2位に。
そして集団はそのままゴールスプリントへ突入。
後ろを確認する余裕が無かったが、僕はそのまま全体の3番手くらいの位置でラスト1キロ地点を通過した。
他チームに被せられそうになって加速した時に、フォンが別ラインにいることを確認し、僕は前線離脱。
フォンは4位に入った。
僕は難なく集団ゴール。
獲得したボーナスタイムで個人総合4位につけた。
ハードな1日だったがやり切った感はある。
明日は倍の220kmのレース。
今日より起伏があるコースだがどんなレースになるだろうか…
天候も少し心配ではある。
情報が少ない中応援ありがとうございました!
明日が最終ステージ。最善を尽くして安全第一で無傷で帰宅を目指します!!
毎度食欲のわかない食事ではあるが、今夜はアベタカさんが持参したすきやきふりかけのおかげでお米だけは美味しく食べられた。
そんな食後にブログを書いています。
今は日本の優しい味が恋しいです。
それではまた。