めちゃくちゃ急に押し込まれたスケジュールの中、急遽来る事になった中国。
このご時世、少し行くのに躊躇したがチームがそう言うなら仕方がない。
アンダー時代にはアジア選手権等で東南アジアをはじめとするアジア圏の国はいくつか遠征してきたが、中国本土にはトランジットで立ち寄ったくらいで上陸したことはありませんでした。
香港をカウントするならあるのだが…
というわけで、久々となった海外遠征は中国の浜州(ビンゾウ)です。
Tour of Binzhou
に参戦します。
昨日の昼頃の便で成田を出発する。
いきなり飛行機が1時間近く遅れて嫌な予感しかしなかった。
入国の際に必要な健康チェックフォームへの入力にも苦労した。
中国上海行きの便はガラガラ。
日本人の姿はほとんど無く、帰る人が大多数のように見えた。
待たされてお腹が空いた状態で乗り込んだ飛行機。
フライト時間は3時間程。
乗って1時間ほどで機内食が振る舞われた。
久々の国際線。久々の機内食を楽しんだ。
上海プドンの空港に着いたら今度はジナン行きの飛行機へ乗り継ぐ。
ここからがかなりの難関だった。
飛行機を降りて乗り継ぎゲートへ向かうのだが、そこへ至るまでに数々の関門が設けられており、その都度止まって並んでチェックされて…を繰り返す。
慣れない入国カードの記入にみんなで悪戦苦闘。
やたら待たされる審査を終え、ようやく入国できたと思ったら今度は2度に渡るセキュリティチェック。
その間にも一度、チケットのチェックが入ったりして、もう何度並んではチェックされ…を繰り返したことか…
搭乗口が見える場所までたどり着く頃には皆んなクタクタ。
エヴァみがある空港の天井だ。
搭乗口付近にあったレストランで夕食を食べる。
中国に来て韓国風料理。
実は入国してから今に至るまでに食べた中でこれが一番まともな味の料理だった。
ここから2時間ほどのフライト。
疲れている上に小さい飛行機でギチギチのフライトはなかなかに酷だった。
ジナンの空港を出る頃には23時を回っていた。
日本時間ではすでに日を跨いでいる頃だ。
そりゃ眠いし疲れるわな。
ここからホテルへ向かうのに、更にバスで2時間かかるそうな。
マジか…
で、ホテルに着いたのは1時を過ぎた頃。
バスで爆睡をして首が痛い。
暗いホテルのロビー。寝ぼけていてあまり覚えていない。
チェックインを済ませて寝る頃はもう2時近い…
過酷な移動日でした。
翌日はとりあえず6時半に起きて朝食を食べた。
ブッフェに並ぶ品はどれも見慣れない得体のしれない物ばかり。
とりあえず見た目で食べられそうなモノを判断して食べる。
良くわからない味で満足度は低い…
ホテルの部屋から見える景色。その国やその地域の特色が色々あって面白い。
海外に行って、その地のクルマ事情を観察するのが好きだったりする。
ホテル前のチームテント。
中国語表記のブリッツェン。
明日のコースの試走を兼ねて脚を回しに出かける。
交通ルールはあって無いようなものなのか、日本じゃ即ドラレコに録画されて晒されるような運転が常にあちこちで起こっている。
ほとんどの区間に自転車、電動スクーター、ミニカー用レーンが整備されている。
これはこれで走りやすいが、電動スクーターを抜いたり、逆走してくる電動スクーターを交わしたりしなきゃならず、常に気は抜けない。
1時間も走れば何となくこの国での走り方が分かってきた。
お昼はまた得体のしれない料理が並ぶブッフェで食べ、マッサージを受けて明日に備える。
今回は特に移動疲れがきついように感じる…
今回泊まっているこのホテルは通常だと中国人しか泊まれないホテルなんだそうで、館内の案内には中国語表記しかなく、ホテルスタッフには簡単な英語すら通じない。
サービスには苦労が多いが、部屋はそこそこ立派なもので、居心地自体は悪くない。
まあ普通じゃ絶対に泊まれないわけで、ある意味貴重な経験なのかもしれない。
しかし中国語は聞き取るのも発音するのも難しい…
明日から2日間のレース。
明日は113kmのフラットコース。
スプリントポイントが途中に3回、そしてゴール前残り3km地点の橋のてっぺんに山岳ポイントが設定されている謎レイアウト。
どんなレースになるのか全く持って検討がつかない。
とにかくハイスピードで危険なレースになりそうなことだけは予想できる。
まずは安全第一で、チャンスを見つけて攻めていきたいですね。
どれくらい日本へ情報が届くか分かりませんが、応援よろしくお願いいたします!
それではまた。