ツールド九州最終日。
オートポリスをスタートし、日田市の周回コースでゴールする129kmのレース。
周回コースのみ自転車で試走し、他のルートは車で下見したステージ。
こうしてみると下り基調のフラット気味のコースのように見えるかもしれないが、一つ一つの上りはかなりパンチが強く、容赦なく脚を削られるコースだ。
この日は11時30分スタートと、ゆっくり目のスタート。
オートポリスのピット内で準備を進める。
スタート前。
過酷なステージが続いていたが、全員で最終日を迎えた。
この期間中の不調と疲労で、スタート前は不安しか無かった。
霧の立ち込めるオートポリスをスタート。
パレードを含めて4周回した。
オートポリスを出ると、すぐに日田市へ向かってテクニカルな下り区間が続くため、エース達を安全な位置で走らせるためにも、僕は引き続き集団内のポジショニングを担う。
下りの路面はウェットで、ところどころに苔が生えていてとてもスリッピーだった。
こうした下りではテクニックの差が大きく出る。
当然落車も頻発していて、先頭付近で下りに入れたことは良かっと思う。
ただ、そこへ連れてこられたのが時さんだけで、その後の山岳ポイントやアップダウン区間で集団が分断した際に谷さんが後方に取り残されてしまっていたのが悔やまれる。
時さんと2人で周回に入るまでの区間を対応し、前待ちの展開に。
しかし先頭集団では総合上位の外国人選手たちの激しい争いが繰り広げられており、上りの度にペースアップが繰り返されていた。
なんとかその集団に残れてはいたが、周回に入る頃にはかなり余裕が無くなっている状態だった。
一周回目のうちに、後方から追ってきてきた谷さんを含むグループが合流。
この時逃げている3人は総合を逆転できるメンバーだった為、アスタナはじめ総合上位チームはこれは行かせたくない。
後ろから合流したグループには、数多くの総合上位チームのアシスト勢が控えており、そのまま前を逃げている3人を追う展開になる。
このペースアップに僕はついていけなかった。
いつもの調子なら普通にこなせているはずなのだが、あっさりと遅れを取ってしまった…
残り3周回はグルペットでゴールを目指す。
徐々に脚も動くようになったが、前線にいれない時点で何も意味が無い。
今日はアシストをしつつ、最後は自分が着順争いに加わるはずだったのだが、それすらできなかったのが悔しい。
完走こそしたがそれだけだ。
この期間中、沢山の応援ありがとうございました!
不甲斐ない走りしかできなかったのが悔やまれます。
初開催となったツールド九州。
言いたいことは色々あるが、国内では貴重なラインレースを走れたことは良い経験でした。
今年は毎レース、このチームで走るこのレースは最後なんだと噛み締めながら走ってきました。
最後まで悔いのないシーズンにしたいです。
2週間に渡る九州滞在もこれにて終了。
久々におうちに帰れます。
しかし帰ったらまたすぐにジャパンカップが控えているので、気は休まりませんね。
連日の遠征で疲れていますが、ジャパンカップをできるだけ良い状態で迎えられるよう、体調を整えることに専念しようと思います。
引き続き応援よろしくお願いいたします!
それではまた。