オノデライダー戦記

ヴィクトワール広島所属プロロードレーサー小野寺玲のブログ。いつまでも自分らしく輝きたい僕の日常や活動を発信していきます。

実はこれが初めて(熊野3日目)

 

ツールド熊野も今日が最終日。

 

 

トップガンマーヴェリック公開初日鑑賞を逃したことにショックを受けつつも、自分がすべき事に集中したこのツールド熊野。

 

頑張った方だろう。

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4日間のTOJから4日空けて、3日間の熊野。

 

コロナ前はこのスケジュールが当たり前で、12日間(8+4)のステージレースのような感覚だった。

 

今年は全7日間のステージレースを走った感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のツールド熊野では、2日間で3人のチームメイトを失い、今日は増田さん、アベタカさん、僕の3人出走。

 

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今日も暑かった。

期間中は暑い日が続く事が分かっていたので、前日から多めに水分補給することを心がけていました。

 


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多くの人がツールド熊野のステージの中で一番キツイと言う太地半島周回コース。

 

それもそのはず。

 

上ったら下っての繰り返しで、道も広くなったり細くなったりの連続。

おまけに荒れている路面も多く、走れるラインは限られてくる。

それでいて平均スピードも速いコースなので、これだけの要素を揃えたら当然ながらキツイに決まっている。

 

過去に何度か走っているが、このステージでのレースがキツくなかった事は無い。

ちなみにリタイアかグルペットフィニッシュしか経験が無かったりもする。

 

 

 

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雨のイメージが強い太地半島ですが、今日は晴れ。30度に迫る気温で暑いレースとなった。

 

 

 

総合上位陣が僅差のまま最終日を迎えた為、スプリントポイントでのボーナスタイムが欲しい選手がたくさんいた。

 

その為序盤からハイスピードなトレイン対戦みたいな構図になった。


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漁港を回った後に上る坂は地獄のキツさ。

序盤のこの上りは本気で泣きそうになった。


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側から見れば、綺麗な海をバックにいいロケーションなのだろうが、僕は一度も見なかった。

 

増田さんも僅差で総合順位を争う立場だったので、2周回目完了時に設定されていたスプリントポイントでは、僕が先行して増田さんの引き上げにトライしたが、BSの鉄壁トレインに為す術無く撃沈。

 

1度目のスプリントポイントを通過するとアタックが始まり、アベタカさんを含む逃げが形成され、2度目のスプリントポイントまでに差が詰まらず、集団はこれを容認。


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アベタカさんにはチャンスがあるので、それを祈りつつ僕は増田さんと集団内でポジショニング。


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2人しかいないと、集団内での位置取りに苦戦した。

気が抜けないコースで、常にピリピリしながら走ることになった。

 

 

終盤、アベタカさんが逃げからドロップしたのを見たと思ったら、増田さんがメカトラでバイクチェンジ。

 

この時ちょうど遅れたアベタカさんと合流し、アベタカさんのアシストで集団復帰できたので良かった。

 

 

 

 

結局、アベタカさんの乗っていた逃げが逃げ切る展開に。

 

集団は最後に何チームかがペースアップを図ったが、捕らえられなかった。


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増田さんも最後の着順次第で総合順位が変動する可能性もあった為、できる限り前のポジションでフィニッシュ。


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1人では枚数を揃える他チームに対抗することが難しく、上手くアシストしきれなかったが悔やまれる。

 

 

しかしアベタカさんも、現状でできるベストの形のレースをしてくれて、3人での精一杯の走りだったと思う。

 

 

 

 

 

 

僕個人としては、全ステージ20位以内でフィニッシュし、個人総合順位が19位。

ステージレースの総合順位で20位以内に入るのは実はこれが初めてだったりする。

 

ささやかな事だが自分の成長を感じる事ができた。

 

 

 

 

 

 

3日間、たくさんの応援ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今は長い帰路の途中。

 

チームカーのスバル レヴォーグSTiの走りは流石は現行車、安定感バツグンで快適だが、どうもスバルのシートが僕の身体に合わないらしい。

 

お尻が痛い。

 

あれ…これはレースのダメージからか?

 

 

 

 

 

さて。

映画館の空席状況をチェックしつつ、トップガンを観て、トップガンマーヴェリック鑑賞に備えるとしよう。

 

 

 

それではまた。