レースの無いシーズン中、レース強度での刺激を身体に与えるのと、レース感を忘れないようにすることを目的として走っているシクロクロス。
今日はシクロクロス最終戦(僕の中で)のシクロクロス千葉第1戦に参戦しました。
昨年もシーズン1発目のレースはこのレースでした。
昨年のレースでは3位になったこともあり、砂浜は相変わらず苦手だけれど、ちゃんと走ることができればそこそこいい勝負ができるのでは無いかと思っていました。
そう、ちゃんと走ることができれば。
毎度のごとく、僕は朝一の試走に間に合うように、まだ暗いうちに横浜の祖母の家を出て、少し寂しい夜景を眺めながら会場へ向かいました。
会場についたらすぐに試走へ。
しかしここでアクシデント。
試走中、右コーナーでマシンを滑らせてしまい、上手く受身は取れたのだが、嫌な音がしたのが分かった。
ハンガー折れた。
しかも僕の対策が甘く、転倒の多いシクロクロスに個人で参戦するというのに、この部品のスペアを持ってきていなかったのだ。
ナンテコッタ…
Twitter上では僕の呼びかけに応じて沢山の方に反応していただき、心強かったです。
しかしパーツが無い事に変わりなく、10時になると同時に近隣の自転車屋さんに電話問い合わせをひたすらした。
1軒目も無い、2軒目もない…
そして2軒目で船橋のお店にはあるかも?
という話を聞いたので、あると信じて船橋まで車を走らせる。
最初に向かったお店には無い。
近くのもう一軒のお店に、最後の願いを込めて入った。
店員さんがガサゴソレジの奥で探している……
ドキドキドキドキドキドキドキドキ………
スッ……
ありました!
僕はアルミパーツ1つでこんなに感動した瞬間がこれまでにあっただろうか。
猛烈に感動したっ!!
パーツを握りしめ、会場へ足早に戻る。
会場に戻るとすぐに交換作業を済ませ、ギリギリ試走に間に合った。
危うく、フルランニングでレースする事になるところだった…。
いよいよレースはスタート。
相変わらずスタート直後の乱戦は慣れない。
前の選手がどう動くのか予測がつかないので怖いのだ。
コース前半は主に芝生だが、散々自転車が走ったコースはキャンバー部やコーナー部で剥げて泥が剥き出しになっていたりと、コンディションが細かく変化する。
中盤はこのコース一番の見所であり難所の砂浜セクション。
バイクをまっすぐ走らせることすら難しい。
コントロールテクニックに差が出るので、ここでの順位の入れ替わりは激しい。
最初のうちは、なんとか先頭の見える位置で前方パックで走れていたのだが、落車を回避した弾みでチェーンが落ち、それを直すのに時間を使ってしまい、かなりのロスタイムを負うことに。
焦っちゃダメだと分かっていても、なかなか上手く戻せなかった……
これが致命傷になり、先頭パックから脱落。
懸命に追ったが再度落車でチェーンを落としてしまったりと、てんてこまい。
落ち着いて走れば良いものの、本番は熱くなってそれが上手くできない。
ステイクールステイクールと言い聞かせても顔が綻んでしまう←つまりキツイということね。
順位挽回は叶わず、12位前後あたりでゴールした模様。
まぁ、楽しいコースで最後まで走れたしよしとするか。
一度のミスが時に致命傷になる。
分かっていても難しいシクロクロスが、難しくて面白い。
また来シーズン、シクロクロスを走るのが楽しみです。
全3戦、オノデライダーCXの応援ありがとうございました!!
あ…オノデライダーCXが終わったということは、間もなくシーズンインが見えてくるんですね……
心も身体も引き締めていきましょう!!
それではまた。