オノデライダー戦記

宇都宮ブリッツェン所属プロロードレーサー小野寺玲のブログ。いつまでも自分らしく輝きたい僕の日常や活動を発信していきます。

自慢の相棒との別れ

 

いよいよこの時が来てしまった…

 

 

4年と少し、共に走った相棒との別れ。

 

 

これは苦渋の選択だった。

 

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この相棒とやりたかったことはまだまだ沢山あった。

オフ会も行きたかったし、サーキットも走りたかったし、着けたいパーツもまだまだ沢山あった。

 

しかし。

 

僕の心変わりのせいで、自分勝手に僕が別れを選んでしまったのだ。

 

きっと相棒はまだまだ走りたかったはずだ。

なんてったって走りは絶好調。

 

相棒と過ごす最後の今日、思い出を振り返ろうと思う。

 

 

 

 

 

小学生くらいの頃は、それこそフェラーリだのランボルギーニだの、スーパーカーに憧れた時代もあった。ちなみに欲しかったのは512BB。

 

しかし、車を買う頃にもなると好みは変わり、「小さくて速い車」が好きになっていた。

 

そしてハッチバックスタイルに魅力も感じ始めていたのだ。

 

 

 

 

 

 

そして、初めての4輪の愛車に選んだスズキのスイフトスポーツ(ZC31S)

 

この車を選んだ理由は、前述の通り小さくて速い車というのもあったが、JWRCでの活躍を知ったからだ。

 

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まだ複数のメーカーが参入していた頃のJWRCで活躍したSWIFT Super1600だ。

 

この時既にスズキはラリーを撤退していたが、過去の動画などを見て、このハッチバックの完成されたボディラインと土煙を上げて悪路を疾走する姿に惚れたのだ。

 

でも通称イエローバレットと呼ばれたスイフトのトレンドカラーである黄色はあえて選ばず、メタリックレッドを選んだのは僕の誰かと被ることを嫌う性格のせいかな。

だから数の少ない色を選んだというのもある。

 

僕が買うタイミングでは既にスイフトは3世代目に突入しており、既に型遅れだったが、ラリーで活躍したこの形が好きだったからこれを選んだのだ。

 

 

 

 

 

 

 

ブリッツェンに加入した2016年、いよいよ125のバイクだけでは色々と不便があり、自分の車の購入を検討していた。

 

しかし当然ながら、ポンと車を買える程の収入は無く、ローンやらなにやら悩んでいた。

新車で一瞬アルトワークスを検討したが高すぎて断念した。

 

しかしある日、僕は思わぬ出来事に遭遇し、運良く(?)少ない貯金に少しばかりプラスが入った。

いわゆる事故に遭ったのだが。

 

不幸中の幸いというか、これで何とか高望みしなければ中古のスイスポが買えるだけの準備ができた。

 

 

そして近場で探していると、自宅から100kmの茨城のショップにフルノーマル&距離浅の赤いスイスポを発見した。

 

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この形になった初期の1型ではあったが、この時はもうこの形ってだけで十分だった。

 

この車を見る為に自転車で往復200kmを走って見に行ったのが懐かしい。

そしてその場で仮契約を済ませたのだ。

写真は納車の時の写真。

 

 

 

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これが家に来た当初の姿。

 

初めての自分の車ってだけで嬉しくて。

しょっちゅう洗車していたなぁ。

 

そして憧れのスタイルに近づける為のカスタムプランを練っていくのが楽しかった。

 

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最初は内装から少しずつ手を加えた。

くたびれたシフトノブとペダル類を一新。

モンスタースポーツのパーツで統一感を持たせて、我ながらいい感じの内装になってきた。

 

翌年、アジア選手権で優勝した自分へのご褒美としてTEINの車高調を購入。

 

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みるみる見た目や走りが変わっていくのが楽しくてしょうがない。

 

この時の僕は実家暮らしであるのをいいことに、収入のほとんどを車に使っていた。

今思えばよくできたと思う…

 

 

そしてようやく、中古で少し壊れた憧れのウイングを入手し、修理と塗装を依頼して装着。

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このウイングの形はSuper1600と同形状のモンスタースポーツ製。

このスイフトにはこのウイングが間違いなく一番似合う。

 

 

この時、初めて上三川にあるカーメイクヒロというショップにお世話になりました。

雰囲気の良い工場と丁寧なお仕事ですっかり好きになり、このお店とは今日に至るまで家族絡みでお付き合いをさせていただく事になりました。

 

 

カスタムは止まらない。

 

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音で運転したい僕は今度は吸排気に手をつけた。

剥き出しエアクリにマフラーのリアピース交換。

もちろん合法だ。

 

アクセルを踏むのが楽しくてしょうがない。

 

 

 

 

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収納を潰してメーターパネルを自作したりもした。この時ダミーだったスイッチは後にリアフォグのスイッチになる。

 

 

 

そして廃盤になっていたモンスタースポーツのエアロバンパーも中古で入手。

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これを機に、サイドスカートもボディ同色に塗り直し、後期型のヘッドライトを購入しては、スポンサー様でもあるアペックス様でコーティングしてもらい、さらにそれをフルLED化。

ピカピカの目つきに生まれ変わる。
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一年でここまで変わった。笑

 

 

翌年も止まることを知らないカスタム。

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エンケイのホイールを買い…
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カーボンボンネットを買い…
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スパルコ擬きのフルバケ入れたり…
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TMsquareのオーバーフェンダーも買った。

これだけ外装パーツで唯一の新品。


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フェンダー交換に伴い2型のミラー移植をして、ボディに純正オプションのデカールまで貼って、いよいよ個性的になってきた。


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ここに至るまで、ボディ関連は全てカーメイクヒロ様にお世話になりました。

面倒な注文も快く受け入れてくれて、手のかかる塗装も丁寧に仕上げて下さり、毎度愛車を迎えに行く度に感激したものです。

 

 

更にスイフト繋がりで知り合った方からTMsquareのリアバンパーを受け継ぎ…

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これを機にテールランプもLED化。

そしてバックライトを加工してリアフォグ化もした。

 

 

そして、我が相棒一番のセールスポイントである、SSSシフターもこの年に入手した。
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これはHパターンのシフトをシーケンシャルシフターみたいなIパターンにしてしまう魔法の部品。

販売当初、レースのレギュレーションで禁止されたが故に販売数も少なく、滅多にお目にかかれないレアアイテムだ。

 

これで気分はWRC

超楽しい。

 

 

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作業を依頼したショップに貼ってもらったシフトパターン。

 

この時、一人暮らしを始めた初期費用と工賃がかさんでしまい、財政難に陥る僕であった←

 

そしてこの時から、いよいよ足廻りも本格的にセッティングを気にするようになり、走る面白さに覚醒しつつあった。もちろん安全第一。

 

 

 

 

財政難につきしばらく改造自粛して、自粛明けにスパルコの2本スポークハンドルを購入。

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なんでこれかって、Super1600がこれを使っていたからさ。


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更に助手席にもスパルコ擬きを入れ、更にそれをローダウンして取り付け、コ・ドライバーシートを再現したりした。

 

 

 

 

 

見た目は、約2年かけてほぼ目指していた仕様に行き着いた。

ワイドボディ化も検討したが、ノーマルボディにここまでお金を使ってしまってからでは難しい選択だった。

 

 

 

2020年になってからは、細かい部分に手を加えた。

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ドアのカタカタ音対策ついでに簡易デッドニングしてみたり。


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劣化したブッシュの交換ついでに強化ロアアームいれたり、キャンバーつけるために調整式ピロアッパー入れたり。


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ブレーキパッドもスポーツ走行に合わせてストリート用のTMsquare製に交換。


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劣化した黒樹脂部品は再塗装。

 

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スポーツタイヤに交換したところで今に至る。

(最初の写真)

 

 

いわゆるこれがオノデライダー号の最終仕様。

 

峠もそこそこ軽快に走れるし、油類もこまめに交換していたし、不具合も無くとても楽しい車になりました。

 

 

 

 

 

 

この車は運転の楽しさを僕に教えてくれました。

 

初めての相棒に選んで間違いありませんでした。

 

色んな思い出を共にしました。

 

本当はもっと長く乗り続ける気でいました。

その証拠に先月ホイールを新調したばかり。

 

 

 

 

 

ですが…

 

 

新しい世界に興味を持ってしまったが最後、もう足を踏み入れたくてしょうがなくなってしまったのです。

 

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今日は愛車と過ごす最後の日でした。

 

特にドライブ行くこともなく、ほんの少しの移動を共にしただけ。

夕方、感謝の意を込めて最後の洗車をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

明日の朝、お別れです。

 

 

 

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先日、僕の相棒を作ってくれたカーメイクヒロの皆様に、この車では最後のご挨拶に伺いました。

 

この車のおかげで沢山の素晴らしい出会いや繋がりができました。

 

 

 

 

改めて、自慢の相棒に感謝! 

 

ありがとう!

 

 

 

 

 

それではまた。