オノデライダー戦記

ヴィクトワール広島所属プロロードレーサー小野寺玲のブログ。いつまでも自分らしく輝きたい僕の日常や活動を発信していきます。

TDK Stage.2 太地半島周回

 

 

2日間だとステージレース感があまりありませんね。

 

今日が最終日でした。

 

f:id:onoderider:20230604202406j:image

国内屈指の高難易度コースとして名高い太地半島周回コース。

 

休みどころの無いストップ&ゴーを延々と繰り返すヘビーなコースだ。


f:id:onoderider:20230604202444j:image

今回滞在した宿はこのコース沿いにある。

朝はホテルから自走で会場へ。

 


f:id:onoderider:20230604202437j:image

これはレース前、僕が間違ってフォンのバッグに自分のケータイを入れてしまった時の一コマ。

「気づかなかったら一緒にタイにいっちゃってたぜ」と言われたシーン。あぶなかった〜

 

 

 

 

 

期間中最も暑い中スタート。


f:id:onoderider:20230604202430j:image

総合上位が僅差で迎えた今日は序盤から激しい展開が予想された。

 

やはり逃げは決まらず、常に攻撃し合う速い展開。

 

すぐに1度目のスプリントポイントがやってくる。

 

今日のプランは1秒でも良いから谷さんがスプリントポイントでボーナスタイムを獲得すること。

それにより総合順位が大きく変わってくる。

 

僅差の勝負ではこの1秒が大きい。


f:id:onoderider:20230604202410j:image

何故ここを通す?ってセクション。キツイ上りの手前でストップ&ゴーをしなければならず、これが脚を痛め付ける。

f:id:onoderider:20230604202433j:image

 

 

 

 

1度目のスプリントポイントはトレインを組んだチームに太刀打ちできず、谷さんはスプリントに参加できなかった。


f:id:onoderider:20230604202448j:image

こうして見ると綺麗な場所だが、レース中はこんな景色を知る事はない。

 

 

 

元々、谷さんも激化が予想された1度目は難しいと考えていたので、次の2回目のスプリントポイントに向けて攻撃を仕掛けていた。

 

しかし、順位の近い選手にマークされ、結局集団のままで2回目のスプリントポイントへ。

 

僕が近くにいたので、リードアウトを担うべく谷さんの前をひいたが、スプリントの段階で埋もれてしまったようで、流れ込んだ僕が無駄にボーナスタイムを獲得するだけに終わった。

 


f:id:onoderider:20230604202441j:image

それからの後半戦は、総合に関係のない2人の飛び出しを容認してリーダーチームのコントロールで展開する。


f:id:onoderider:20230604202419j:image

ただ走るだけでもかなり消耗するこのコース。

いつの間にか集団の人数もかなり絞られていた。

 

終盤に集団に残れたのはアベタカさん、谷さん、時さん、僕の4人。
f:id:onoderider:20230604202413j:image

 

谷さんがボーナスタイムを取れなかった以上、あとはステージの結果を狙うしか残っていない。

 

しかし2人投げが確定している以上、3位争いしか無い。


f:id:onoderider:20230604202423j:image

残り少ない脚でなんとか絡みに行ったが、上手く連携もできず単騎で挑むことに。

 

埋もれて11位。

 

 

 

 


f:id:onoderider:20230604202426j:image

今日は失敗の日。浮かない顔してますね。

 

 

 

 

 

 

今回の熊野遠征は天候の影響を受け、イレギュラーなレース期間となりましたが、まずは無事にレースができて何よりです。

 

短縮された上に2日間というステージレースの難しさを体感しました。

 


f:id:onoderider:20230604202416j:image

熊野〜宇都宮のからの途中。

 

本来なら途中泊の予定でしたが、帰りたい選手多数により一発帰宅プランに変更。

 

チームメイトでドライバー交代をしながら宇都宮を目指しています。

 

慣れないAT車は少し不安でしたが、ヴェルファイアの運転は快適です。

 

 

 

 

 

これでステージレース連戦はひと段落。

 

沢山の応援ありがとうございました!

 

ちょっと休んだらまた全日本です。

 

 

 

それではまた。